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なるべく窓も少なく、クリーンな室内環境の住まいを・・・というリクエストの住宅。地区の規制から残った形の正方形。高さも同じ高さで立方体に。建物中央に設けた天窓と吹抜け。光の井戸が各階を内側から明るくします。同年に竣工した、大谷口の省エネ高性能住宅とほぼ同じく、次世代の省エネ基準を超えた気密性、断熱性を備えた住宅です。
ここはLigft-Well光の空間から繋がる一階の北側、洗濯・洗面室。 タオル掛け、雑巾掛けの高さを打合せでお聞きして最後に設置。 北側の一階にある洗面所ですが、明るく気持ちのいい空間です。
窓から日の光で明るくなる建築が当たり前ですが、この住まいは部屋の中から光がもたらせれる建築です。階段の吹抜け、その周囲を囲み回り込む床は強化ガラス。
立方体の建築に月のように丸い照明。建物中央の吹抜けから大きな天窓に空が見えます。(画像やや左上部) 内部空間なのに、空が大きく見える吹抜けのおかげで、空へと繋がるような空間に感じられます。
玄関から吹抜けトップライトの下の階段室。左手の階段は二階フロアーへ、右は一階のプライベート空間へ。少ない建坪なので、一階に玄関を配置するよりも、いっそ二階に玄関を配置。玄関下は天井が低くなってしまうので収納に使える高さを確保すると玄関フロアーは二階の高さからやや下げた位置・・・そんな流れから生まれたスキップフロアーです。玄関から左の階段は二階へ。右手は一階のプライベート空間へと下りて行きます。
中二階の玄関へと導く外部鉄骨階段。二か月ほど構造計画と水の侵入を防ぐための検討を重ねた階段です。ベランダなど外部に突き出た部分は外壁を貫いて構造体が支えに行く為に雨水の侵入は気を配った配慮が必要となります。玄関前は鋼材を撒いた木梁で保護しながら、外壁貫通部分は玄関扉下の水切り範囲で計画しています。
風致地区の規制から、敷地で建てられる範囲の正方形にそのまま計画した立方体の住まい。外壁と内部の断熱性能によりQ値1.85 ・C値1.0となっています。アルセコ社の外断熱とセルロースファイバー充填内部断熱を用いています。当初はこれまでの狭い知識の範囲に固執した不明点がありましたが、現物と施工現場や完成品の状態を確認し、使用方法や用い方について様々な施工図面を自らも作成して工夫しました。この外断熱のロックウールは透湿性の左官塗装で仕上げられています。この塗料は汚れの原因となる熱膨張率に着目してみると、その値は多くの塗料に比べて非常に低く汚れの吸着が起こりにくいものでした。