家づくりに役立つメールマガジンが届いたり、アイデア集めや依頼先の検討に役立つ機能や情報が満載!
アカウントをお持ちの場合
(OFFのときは写真にマウスオーバーで表示)
遠方に海を望む、急斜面を造成した丘に建つ住宅です。
周辺より土地が高く、廻りからの視線が気にならないため、海の見える南側を全面ガラスとし、そこに吹抜のLDを配置しました。
大きなガラス越しに、海と空が、視界に飛び込む構成としました。
吹抜のLDを中心に、それを囲むように2階に各室をめぐらし、吹抜との境の戸を開け放つと、1・2階が一体につながる開放的な住空間を展開しています。
【基礎構造について】
敷地が、盛り土のため、地盤面にそのまま建てると、不等沈下のおそれがありました。そこで、造成時に土留めとして、既に築かれていた駐車場及び北側擁壁の双方にまたがるように建物をのせて、安定させました。建物本体は、木造とすることで、軽量化させています。
用途、規模:専用住宅 地上2階
敷地面積 :148.52㎡(44.92坪)
建築面積 : 59.29㎡(17.94坪)
延床面積 :105.57㎡(31.94坪)
photograph KAROKU KATO
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
家づくりを経て、十余年の歳月が流れました
家とは、建てて終わりというものでなく、その後何十年も家族と共に生きていきます
家づくりを3つの目に例えると、施主を「虫の目」、建築家は「鳥の目」、デザインの潮流や家族の歴史が「魚の目」になるのかもしれません
うまく融合されて、良い佇まいの家に辿り着きます
間取りや内装には、流行りすたり、経年劣化を伴いますが、空間というものは無形ゆえに、色褪せることも、飽きることもありません
家族の形と共に、自由自在にアレンジできるのです
そして美しい比の空間というものは、数量的程度に関係なく、圧倒的なインパクトと普遍性を感じさせてくれるのかもしれません
リビングは大きな吹き抜け空間です
4坪の巨大な床下収納があります
リビング全面が珪藻土の壁です。
崖地を利用したビルトインガレージ
広いウッドデッキ テラス
吹抜上部のガラスを掃除するためのキャットウォーク
吹抜は全面ガラス張り
家具の中に間接照明を組み込んでいます。
道路から見上げた夕景です。 吹抜リビングは、全面ガラスですが、道路が低いまで、プライバシーは守られています。