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設計、施工、監理を担当
母が利用していた別荘地に建つ家が空き、四国で場所を選ばない仕事をされている施主さまが住むことに。雨漏りもあり冬の室内がとても寒い。まず住めるようにしてほしい。ミニマムな暮らしがしたいとシンプルなご要望でした。
傷みがひどかったのでスケルトンにして耐震補強。床、壁、屋根を発砲ウレタン吹付で断熱を施し、全てペアガラスサッシに交換しました。間取りは大きなリビングとプライベートなアトリエに収納を加えただけの単純なもの。色数を抑えたシンプルな空間に変化をもたらしたのはリビングの段差でした。生活の様々なシーンによる移動に伴い、方向だけでなく視線の高さが変化することで室内の風景も変わります。まるでいくつもの部屋が存在するかのような印象を与えます。窓外に広がる緑の変化も多彩で、また、お伺いする度にデスクやベッドの位置を移動され、積極的に変化を楽しんでいらっしゃいました。断熱を徹底したので温熱環境はシームレスに。部屋を移動しても温度変化はほとんどありません。エアコンだけで、リフォーム後に他の暖房設備は追加していないそうです。
感想 プログラミングの仕事は通信環境と機器が揃っていればどこでもいいと思っていましたが、居場所としての心地よい環境は、仕事の効率にもとてもいい影響をもたらした気がします。