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設計、施工、監理を担当
サーフィン関係の事業を営む施主さまはご自身もサーフィンを続ける現役アスリート。広い戸建てからの転居に備え、荷物の整理やマンションの特徴を実体験するなど準備を重ねられてきました。
サーフボードや荷物が出し入れしやすいよう玄関土間を広げ、ボードスタンドの場所を確保しつつ、洗濯機、洗面、浴室への動線を最短で配置しました。ウェットスーツ専用のクローゼットに加え、室内干しができるスペースを確保し、ボードの手入れもそこでできるようにしています。そこはクローゼットの一部のように機能していて、帽子やカバンの置かれた棚を通り抜けて室内へと入ると洋服の並ぶクローゼット、寝室へと抜けられるようになっています。LDKでは、海が見渡せる窓を満喫できるように天井高を拡大して窓枠を撤去。キッチンは対面にして前に出し、ソファ・ダイニングを眺望のベストポジションにしました。また、LDKだけでなく、寝室にも床暖房を設けたので、冬も快適に過ごせます。
戸建てからマンションに住み替えをするために、一旦別のマンションに移り、自分の持ち物を整理、断捨離を行われました。荷物量とマンション特性を理解した上で、ご自身の要望を更に精査されました。築古ながらも理想的立地の物件を全面改装を前提で購入。スケルトンにしてのリノベーション希望です。広い玄関とボードが入る天井高、防音、床暖房、適正な収納と効率の良い水まわり動線が欲しい。海の眺望を楽しみたいというご要望です。
玄関横の部屋のスペースを使って土間を広げ、天井も最大限高くし、サーフボードを取り回しやすくしました。サーフボード置き場、ウェットスーツ専用のクローゼット、室内干しできるスペースを設けています。更に小物置き場、クローゼットをウォークスルーで抜けて、室内へと入るセカンド玄関を配置しました。
2つのサーフポイントが見える海の眺望を楽しむ工夫、提案が良かったです。こだわった対面キッチンや天井高を上げることもでき、LDKがとても広く感じられます。暮らしの基本が整ったので、海への眺望を活かして、新しく家具を揃え、カフェスペースを作ったりすることも考えています。これからも手を加えながらいろいろ楽しんでいきたいです。
キッチンを2列型に替えてオープン対面に配置。キッチンの空間を一体化した開放感の有るLDK
壁付のキッチンに対面カウンターのよう収納が置かれていた以前のキッチンは、通路幅も作業スペースも狭く、使いにくいものでした。キッチンを対面に替えてリビング側に移動し、壁側に吊戸と収納カウンターを設けることで、収納量の有る使い易いキッチンとなりました。
海に面した窓を楽しむ大きなLDKはキッチン周りの間仕切りを無くし、2列型にして対面キッチンへと替え、大きなワンルームへと替えています
できるだけ広いLDKとするために、浴室、洗面、トイレを除くスペースを大きなワンルームとしました。一部を引き戸で区切り、寝室兼ワークスペースとしています。引き戸を開けておけば窓外の海も見え、心地よく過ごせるようになっています。
寝室コーナーからも引き戸を開ければ海が見える。広く明るいLDKは家具も低く抑え、大きな窓に映る海がどこからでも眺められる
リビングのTV台、ソファを低く抑え、眺望を邪魔しないようにしています。ワークスペースで仕事をしているときも引戸を開ければ海が見え、効率よく休息が取れます。寝室兼書斎にはベッド下にまで床暖房を敷いているので冬も温かく眠られてるとのこと。
海を臨む窓枠の厚みを最小限にすることで境界が曖昧になり内と外の風景が連続するように工夫。海を楽しむためのLDK
自ら店舗なども手掛けていらっしゃる施主さまは、インテリアの細部までこだわりがあり、海を臨む窓枠の厚みを最小限に抑えました。室内と室外の境目をはっきり区切らないことで室内から外までつながって、いるように見え、面積以上の広がりを感じさせています。
壁付から対面キッチンに替えて270度の視界を実現。海も臨めます。壁側に収納、家電を揃え、食器類まで全て収納しています
対面に代わったキッチンは視界が広がり、リビング、ダイニングだけでなく、海までが臨めます。背面にはカウンター収納と吊戸で収納量を確保。作業スペースも広くなり、とても使いやすくなっています
玄関の土間を広げ、天井を最大限上げてサーフボード置き場を配置。とても悩んだとおっしゃるタイルは海の色を思わせる青を選択。
玄関横の部屋のスペースを使って土間を広げ、天井を最大限上げてサーフボード置き場を設けました。窓横には室内干しができるスペースも設け、クローゼットを経て寝室に抜けられるようになっています
サーフボード置き場を越えて物干しスペースの奥にはウェットスーツ専用のクローゼットも設置。物干しスペースでは帰ってきたときに濡れた衣類を一時的に干しておくこともできます
窓前の物干しスペースではボードの手入れもできます。鞄や帽子などを置く棚も設けてあり、奥のもう一つの廊下に抜けられ、クローゼットと通って寝室につながっています。