二世帯住宅

黒の焼杉と大開口が象徴的な2世帯住宅|桜川の家

面積:

198㎡

費用:

5000万円

エリア:

東京都

実施時期:

2014年

内容:

旗状敷地に立つ2世帯住宅。外観は道路から見える部分に対して、大きな開口と片流れの黒いボリュームが印象的に顔を出しています。

内部の空間構成は、1階親世帯、2階子世帯の完全分離型。ともにオール電化住宅です。

1階の親世帯部分はバリアフリーを考えオール引戸。それだけではなく、玄関から真っ直ぐお茶の間に入ることが出来るベンチ付きの引戸や、ダイニングの入口に2本引きの引き込み戸を使って車椅子を想定した幅員の確保など、使い方に踏み込んだ計画となっています。

2階の子世帯では、24時間空調とし主寝室とトイレ以外扉のない、大型ワンルームの住宅としました。(ここで採用している空調システムは、息子さんのご友人で24時間空調を大学で研究している方からのご提案です。)

扉がないことは「場」の領域化が良くも悪くも曖昧になります。そこでダイニングは天井を高く、リビングは天井の低い代わりに畳の空間として目線が下に行くように等々、高さ方向の変化をつけていくことによって「○○をする場所」が体感として感じられるようにつくりました。

小上がりのある居間と連続するダイニング。小上がりは、大人数でテーブルを囲むときの椅子替わりになるよう、ダイニングと居間の位置関係を決めています。

旗状敷地に対して、黒の焼杉を使用した片流れのボリュームが顔を出しています。

杉の木肌を転写したコンクリート塀の内側に、親世帯のダイニングにつながるデッキと小さな庭があります。孫たちが帰ってくると祖父母が出迎える場ともなっています。

親世帯の玄関は入ると正面にベンチが見えます。その後ろの障子をあけると掘りごたつのあるお茶の間。この間取りは、足の悪い曾祖母が外に出やすいようにと配慮したものです。

親世帯のダイニングには、祖父の書斎スペースがあります。壁面いっぱいの本棚は飾り棚ともなっています。テーブルは子世帯の家族も座れるよう6人掛けです。テーブル・椅子ともに家具蔵のもの。新築に合わせてオーダーしました。

掘りごたつのあるお茶の間。和紙調クロスと亜麻色の畳による柔らかな色合いが特徴の部屋。

光のつぶが足元をほのかに照らす階段。

小上がりのある居間と連続するダイニング。小上がりは、大人数でテーブルを囲むときの椅子替わりになるよう、ダイニングと居間の位置関係を決めています。

ダイニングのデスクカウンターからそのまま水平に連続する座卓が特徴。また、周囲の色調に合わせて畳は亜麻色のものを採用。

トップライトとその下に架かる化粧梁が、この廊下を特徴づけています。右手はプレイルーム。子どもの成長に合わせて将来間仕切りを設ける予定。

このプロジェクト事例を手掛けた建築家

白崎泰弘・治代

建築家 / @東京都

シーズ・アーキスタディオは、機能的でありながら、住み手の心に響くデザインを心がける一級建築士事務所です。 建築家 白崎泰弘・白崎治代のパートナーシップにより設計をしています。 男女両方の目線から設計し、木造や鉄筋コンクリート造といった構造は案件ごとに相応しいものを提案するのが私たちの特徴です。

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