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愛知県豊橋市に建つ木造平屋建ての住宅です。 東西両側が道路に接する敷地での計画。心地よく暮らすためには、どちらからも見えてしまう道路からの視線の対策が必要でした。 そこで、間取りを「玄関+寝室」と、「水周り+子供部屋」の2つの箱となるように計画し、目隠しとなるよう敷地に配置。 南北は既存の生垣を利用し、2つの建物の間が大きな中庭となるように考えました。 室内の延長となる中庭では、プールやバーベキューを楽しんだり、テントを出して焚火をみんなで囲ったり、周りからの視線を気にせず、家族で屋外を楽しむことができます。 その中庭に、2つの建物をつなぐ形でLDKを配置し、緑の中に溶け込むような空間としました。 2つの中庭に囲われたLDKは、まるで自然の中で暮らしているような、心地よい時間が流れます。
外壁はサイディングを使った下見板張り。シンプルな形状の外観ですが、下見板の陰影がつくので、独特な印象を持つ建物となりました。
中庭は芝(TM9)敷きです。プールを出したり、バーベキューを楽しんだり、リビングと隣り合う中庭は、家族の思い出を作る大切な場所になります。
屋外にいるような屋内。 部屋の中でも自然を感じ、光や風との距離が近くなるよう考えられてた空間。中と外のつながりを大切にしています。
軒の出は1,200。少し深めの軒で夏の日差しはカットしますが、冬の日差しは差し込んできます。
オリジナルのキッチンはステンレスのバイブレーション仕上げ。天板は2mm、側面は1mmです。背面の収納は、エアコン隠しも兼ねて造作しました。
モルタル土間の玄関。玄関扉は開戸、室内はオーク、屋外はレッドシダーを使っています。天井は梁と合板をグレーに塗装しました。
寝室横の書斎コーナー。お隣の樹木を借景してます。窓枠や家具はラワン合板にて製作。
坪庭のある浴室。目隠しの壁は、アマゾンジャラを使った木製ルーバー。視線はカットしますが、風は通すので浴室のカビ対策にもなる空間です。
浴室だけでなく、洗面所にも坪庭を設けました。目隠しとなるルーバーの上は、大木の緑を楽しむことができます。
リビングの照明は、間接照明やダウンライトで計画することが多いです。今回もダウンライトを使っています。
LDKとテラス。室内にも外壁と同じ材料を使い、床の素材と高さも合わせることで、室内と屋外の繋がりが出るよう計画しています。