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愛知県新城市に建つ木造2階建ての住宅です。 リビングの床はコンクリート仕上げですが、無機質な空間にならないよう木枠や合板を使い、モダンな中にも暖かみを感じてもらえる空間に。 来客時にスッキリ見せたいといわれていたキッチンはⅡ型とし、コンロ側は建具で隠すこともできるよう計画しました。 キッチン横には大きなパントリーを配置し、食品のストック以外に、冷蔵庫や電子レンジなどの家電も、リビングからは隠して収納できる設計となっています。 室内に置かれた家具の一つ一つに、クランアントのセンスが光る建物です。 江戸時代には、豊川の水運と馬による陸運を結ぶ交通の要衝、山の湊として賑わい、「山湊馬浪」とうたわれていた地域性と、クライアントが車を扱う仕事をしていることから、山の湊と名付けました。
ベンチとなる段差があるLDK。リビングの床はコンクリート、ダイニングの床はオーク材、キッチンはラワン合板を使っています。
コンクリートを使ったリビング。 リビングを囲うように配置したダイニングとタタミスペースの縁は、ベンチとしても利用できます。
リビングと床の高さを変えたDK。キッチンはII型とし、コンロ部は収納の中に隠れる作りとなっています。ダイニングテーブルはスチールの片持ち脚です。
ベンチとなる段差がある空間。リビングをあえて一段下げ、リビングの周りがベンチとなるよう計画しました。大人数でも対応できる空間となってます。
水回りの横にある坪庭。採光や換気のためのスペースですが、生活の中に心地よさも与えてくれる空間です。
オークの床板とラワン合板を使った階段。 大工さんが苦労して仕上げてくれた、わかる人にはわかる納まり。
二階の廊下と階段の仕切りとなる腰壁。天端は間接照明となっています。天板は強化フロストガラス。
造作の洗面化粧台。水栓はセラ、陶器はカクダイ。収納部はラワン合板、タオルバーはスチールにて制作しています。