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幼稚園に保育園を増築し、幼保連携型の「こども園」をつくる計画です。
既存の園舎は、中庭を外廊下が取り囲み、子供達がとても楽しそうに走り回っていました。新しく作る園舎もこの良さを引き継いで、内外が一体的につながっていくような空間をつくろうと考えました。また新たに小さな子供達を迎え入れるので、包容力のある空間を目指しました。
そこで、45度ふった1間角の小さな立方体を規則的に配置し、その小さな箱が上の方で手をつなぎ、大きな空間を支える形式を考えました。小さな箱、斜め天井、トップライトのある光天井、がつながって、正方形と正6角形による多面体が連続していくような空間がうまれます。
子供達にとっては、小さな部屋と大きな部屋があって、いろいろな遊び方ができる楽しい空間です。部屋はずっとつながっていくので建具を開けると楽しく走り回ることもできます。小さな部屋は遊び場としてだけでなく、手洗い場や先生のブースとしても使います。
また光に満ちた多面体は、空間を柔らかく包みこむ形なので、幼児にとっても安心感のある心地良い空間となりました。