注文住宅

“離れ”のような和室をもつ郊外型住宅|八王子の家

実施エリア:

東京都

実施時期:

2014年

延床面積:

113平米

内容:

郊外型住宅。ご近所の人が立ち寄れるような場所、スポーツ好きの子供に使い勝手の良い間取りが要望でした。また、この地で育った奥様の、言葉では表現できない大らかなスケール感を感じ取ることが設計の要となりました。

玄関扉を開けると広々したデッキ空間が視界に飛び込んできます。左に目をやれば棟続きであっても「離れ」的な独立感を持っている和室があります。玄関は、その和室とLDKをつなぐ渡り廊下的なつくり方です。

リビングは南面いっぱいに開口が広がっていて、陽射しをコントロールする電動外部ルーバーが設けられています。北側には、この家のもうひとつの核となるスタディコーナー。キッチンにもつながる2wayで普段は開放、お客様が招きいれた時のみポリカーボのコーナー引戸を出して小部屋に早変わりさせます。お子さんが気兼ねなく机いっぱいにノートを広げていても、突然のお客様の目に止まることはありません。

キッチン脇のスタディコーナー

コーナー建具で間仕切ったスタディコーナー。

スタディコーナー

キッチンにもつながる2wayで、普段は解放しリビングとひとつづきの空間として、来客時にはポリカーボネートのコーナー引戸を出せば小部屋に早変わりします。

リビング

リビングからキッチン、スタディコーナーを見る。

ダークグレーの壁に杉の羽目板がアクセントになっている外観

片流れの屋根が寄り添うフォルムとし、エントランス側に対して妻面を見せる計画としています。素材はダークグレーのリシン壁に杉の羽目板をアクセントに使用。木製の玄関扉と連続させて、そこが入口であることを印象付ける計画です。

ベンチのある玄関ポーチ

玄関脇のベンチは座る以外にも、鍵を開け閉めするときの荷物置き場となったり、鉢物を置く台になったり多目的に使えます。ポーチ上部の杉の羽目板から連続するモチーフとして、玄関扉は木製のものを採用しました。

ベンチが内外を連続する玄関

脇にあるベンチが内外を連続している玄関の扉を開けると、正面にウッドデッキテラスが視界に飛び込んできます。

和室とリビングをつなぐ玄関

玄関は「離れ」的な和室とリビングをつなぐ渡り廊下の役割を持っています。玄関ポーチでベンチだったスノコは、和室前の縁側となっています。

渡り廊下とつながるウッドデッキ

渡り廊下と連側するウッドデッキは、樹脂デッキ。木の風合いよりもメンテナンスが優先されました。

多目的な和室

リビングから渡り廊下状の玄関を経由する位置にあるこの和室は、多目的な使い方を想定しています。
親戚が泊まりに来た時の部屋として、子どもが友達を連れてきたときの遊び場として、また、ふいにやってくるご近所さんに座り込んでもらえる場所として。リビングから離れていることで、家族のプライバシーを守りながら、訪れた人を招き入れることのできるスペースなのです。

ウッドデッキに面したリビング

左の開口はウッドデッキと連続します。正面はキッチン。その左横にダイニングがあり、デッキをダイニング-リビング-玄関-和室でコの字形に囲う関係になります。
またキッチンの右横にはスタディコーナーがあり、写真ではポリカーボの引戸で仕切った状態。来客がなければ、開放して使うことになります。

キッチンと連続するダイニング

ダイニングはキッチンと横並びの関係です。キッチンの奥は、パントリー付きの勝手口となっています。

リビングとの間で間仕切り可能なスタディコーナー

このスタディコーナーはリビングとの間でL字に仕切ることができるポリカーボの引戸が用意されています。キッチンの方からも行くことができ、普段はキッチン・リビングと一体使い。机の上を散らかしていても来客がリビングに入るときは、引戸で仕切って目隠しできます。

家事のできる広々洗面室

浴室・洗面は2階にあり、バルコニーとのつながりが良い位置関係です。洗面室を3帖分取って、洗濯機パンのほか室内物干し、アイロン掛けのできるカウンターも設えています。