注文住宅

『I・K邸』コンパクト&機能満載の住まい

エリア:

東京都品川区

実施時期:

2004年8月

内容:

フットワークの良い都市部の暮らしでは、厳選された機能をいかにコンパクトに納め、そして、+αのゆとりを生むかが考えどころです。
2階リビングの南面を、小さくて使いづらいバルコニーに費やすのはやめ、「インドアバルコニー」ともいえる光にあふれた「窓際空間」を楽しめるLDKとなるよう計画を行いました。ガラスブロックを用いることで、光りをふんだんに取り入れながらプライバシーも適度に確保しています。
「コンパクト=機能満載」なだけではなく、コンパクトな空間密度を外に逃がす隙間の演出が重要だと考えています。1階玄関からの廊下の突き当たりにスリット窓の出窓を設けたり、北側に配置した階段吹き抜けに青空を切り取るトップライトを設けたりといった各種の工夫を施しています。コンクリート打ち放しの壁を背景に、北側反射光の陰影が、時間と共に階段を上っていきます。

谷口智子

私たちは、住い・お店・遊び場など「人の営みにいかに働きかける場であるか?」というテーマで空間設計しています。 その場に居る人、住む人、運営する人、利用する人が、そこを拠点として創意工夫し生き生きと過ごし、永く愛せる場となることが、建物や空間の大切な役割と考えています。 そのため、クライアントの方々と多くの対話を重ね、それぞれ独自の骨格を探り、新たな活動の種となる「仕掛け」や「しつらえ」を盛り込みたいと思います。プロジェクトチームの一員として建物完成のその先の、活動の成長を見つめます。 個々人の豊かな経験の場となり、広く地域の財産となる様な、建物や空間作りを目指しています。