二世帯住宅

『I・M邸』光を共有する二世帯住宅

実施エリア:

東京都調布市

実施時期:

2004年12月

内容:

1枚の格子戸をくぐり、2層吹き抜けの前庭から上部を見上げると、ルーバー越しの青天井。
晴れた日には光と影のストライプ仕上げの土間空間。正面には2枚の扉が上下に並んで迎えてくれます。ここがこの二世帯住宅の共用玄関であり、唯一の共用空間になります。
二世帯住宅の計画は、どのように住み分け、どう関わるかの親子関係を導き出し、空間に反映させる事が要になります。今回の計画では、各世帯が独立した玄関、キッチン、浴室を持ち、上下階で住み分けていますが、1階世帯(親世帯)への日当たりを考慮し、共用玄関の「前庭」とオープンエアの「中庭」の2つの光井戸を設けました。

上下二世帯で光りを共有するとともに、上下に別れて住む人の気配を感じる窓となっています。

子供部屋

(撮影:Eisho Watanabe)

谷口智子

私たちは、住い・お店・遊び場など「人の営みにいかに働きかける場であるか?」というテーマで空間設計しています。 その場に居る人、住む人、運営する人、利用する人が、そこを拠点として創意工夫し生き生きと過ごし、永く愛せる場となることが、建物や空間の大切な役割と考えています。 そのため、クライアントの方々と多くの対話を重ね、それぞれ独自の骨格を探り、新たな活動の種となる「仕掛け」や「しつらえ」を盛り込みたいと思います。プロジェクトチームの一員として建物完成のその先の、活動の成長を見つめます。 個々人の豊かな経験の場となり、広く地域の財産となる様な、建物や空間作りを目指しています。