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2世帯6人家族のための、とてもコンパクトな家です。
コンパクトな容積は諸条件で決まってきてしまうので、どうしたら豊かになるかという課題がありました。そこでテーマは「いかに場を膨らませることができるか?」でした。空気の様な物で「カサ増し」しよう、ということです。
一つの家族でも生活の色々なシーンがあります。食べる・テレビ・膝に乗る・メールする・歌う・勉強する・湯につかる・寝る・顔を洗う、、、といった諸々のシーンを、「部屋」という単位でなく、「場」というもう少し小さな単位に分節して考え始めました。そして、それぞれを組合わせる時に、お互いの距離を引き伸ばしたり、ずらしたり隙間を作ったりして、外の空気(体積)も取り込んで、テリトリーを膨らます事をもくろみました。
一つの体積を2つに分けたり、ずらしたり、くぼみを付けたりして凸凹の立体を作りました。内部空間も凸凹でポケットの様なコーナーが色々できました。そのポケット一つづつに色々な「場」を入れてみて一番フィットする配置を試して見ました。色々なシーンが拠点を持ちながら、それとなくつながっている空間構成です。それぞれ家族のメンバーが色々な所で何かをしていても気配を感じる距離感です。
距離感を作るために「カサ増し」に挿入した「空(青空)のボリューム」は中央のガラストップの玄関になりました。あっちの部屋こっちの部屋と移動する度に、青空の下を通る様な構成となっています。1日のリズムの中で何度も青空の下を通る家になりました。
(撮影:Makoto Uchikoshi)
(撮影:Makoto Uchikoshi)
(撮影:Makoto Uchikoshi)
(撮影:Makoto Uchikoshi)
(撮影:Makoto Uchikoshi)
(撮影:Makoto Uchikoshi)
(撮影:Makoto Uchikoshi)
(撮影:Makoto Uchikoshi)
(撮影:Makoto Uchikoshi)
(撮影:Makoto Uchikoshi)
(撮影:Makoto Uchikoshi)
(撮影:Makoto Uchikoshi)
(撮影:Makoto Uchikoshi)