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愛知県豊川市に建つ木造2階建ての住宅です。
一般的に良いとされる南道路の土地ですが、南側の窓は昼間でもレースやカーテンで閉じられてる姿をよく見かけます。
見られてしまうので、目隠しが必要なのはわかりますが、せっかくの大きな窓も、それでは価値が半減してしまいます。
窓は光や風を取り込むだけのものではなく、風景も取り込めるものにしたい。
そんな視点から、設計に取り組んだ建物です。
プランは道路に面した南側に中庭を配置し、駐車場を広く確保しながらも、光や風をなるべく多く取り込むため、壁の形状を斜めにしました。
北側の隣地は1m程高くなっているので、地窓の背景は既存の擁壁を利用し、家との間にはトクサを植えました。
さまざまな条件を読み解き計画することで、周りの視線を気にすることなく、緑を感じながら心地よく過ごしていただける住宅になったと思います。
傾斜のある外壁が特徴の外観。
レッドシダーの板を使った玄関とホール。
中庭は勾配付きの壁。駐車場と採光の確保を考慮した結果、南の壁は勾配をつける計画としました。
フランス貼りのタイルを使ったリビング。タイルは名古屋モザイク、床はオーク材。
畳や板の間、それぞれ床高を変えた空間。タイルに囲まれた小部屋は子供が楽しむスペースです。
タイルの小部屋へ続く和室。地窓からはトクサが楽しめます。
北側の窓。フロストガラスで柔らかい光。
造作の洗面化粧台。鏡は三面鏡開き、取手を兼ねたタオルバーはステンレスにて制作。
交通量の多い道路に面した敷地での計画。中庭を設けることで、プライバシーを守りつつ、明るい空間でのんびり過ごすことができます。