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設計、施工、監理を担当
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L型の建物に囲まれる形で生まれた広々としたインナーガーデン(中庭)がこの邸宅の中心。建物をこの中庭に対して開き、外に対して閉じることで、プライバシーの守られた安全かつ開放的な住まいを計画しました。リビング・ダイニングとつながる大きなデッキスペースを設け、屋内と屋外の中間領域に設定。デッキを通じて屋内外を繋ぐことで、室内をより開放的に、屋外を安心して寛げる室内の延長として活用することができます。また、中庭は美しい和モダンのデザインに。日々、季節の移ろいを五感で感じる豊かな暮らしが叶います。落ち着いたデザインと「リゾートハウス」としての豊かさを併せ持つ、大人の暮らしに相応しい魅力的な住まいに仕上がりました。
◆ハイクオリティビルド認定
元々は両親と共に家族で暮らしていた古い家を、夫婦の暮らしに沿う形に作り直し、2人の暮らしをもっと楽しみたい、という想いから始まったY様邸プロジェクト。転勤の多いお仕事から在宅中心にライフスタイルが変わったことがきっかけでした。
「建築系のテレビ番組が好きで、よく見ていましたね。『建物探訪』とか、『ビフォーアフター』とか。最後に出てくる建築家の名前を控えたりしていました」(ご主人)
と、熱心に情報収集をされていたというY様ご夫婦がテラジマアーキテクツと出会ったのは、雑誌「モダンリビング」だったそう。
“普通の家じゃつまらない”とお考えだったY様は、大手メーカーより建築家が多く紹介されている同誌を毎号熟読し、依頼先を検討されていました。
「雑誌でテラジマアーキテクツの作品を見て、シックで都会的な雰囲気が素敵だなと思っていたんです。有名な建築家の事務所にお願いすることも考えたけれど敷居が高いし、テラジマアーキテクツは工務店だけれど建築家もいて、ちゃんと“会社”としてやっているところのほうが綿密に対応してくれるんじゃないかな、と思ったんです。」と奥様。
そこで、大手ハウスメーカーとテラジマアーキテクツの2社に絞ってプランニングを依頼。いずれのプランも甲乙つけがたかったものの、決め手はコンサルタントの対応だったとご主人は振り返ります。
「担当の深田さんは、私たちが迷っている時にも全く急かしてくるようなことはなかったんです。他の会社はいつまでに必ず決めてください、って仰るんですけれど、私たちは家を建てるなんて初めてのことでしたから、比較しながらじっくり考えて決めたかったんですよね。そういう私たちの気持ちを汲んでくれて、深田さんは紳士的に対応してくれました。家を建てた後もずっと、長くお付き合いするなら、そういう人のほうがいいですよね」
また、キッチンにこだわりがあったという奥様にとっては、要望次第でどんなことでも出来る、というコンサルタントの一言も後押しになりました。
「雑誌をたくさん見ていたので、やりたいことがたくさんあったんですよ。でも、ハウスメーカーさんでは希望していたキッチンは導入実績も少なく、カスタマイズも難しいと言われてがっかりしていたんです。そんな中で、テラジマアーキテクツでは希望次第でどんなことでも対応します、と深田さんが言ってくれたのは大きかったですね。」
この会社なら2人の願いが叶えられると感じたY様ご夫婦は、テラジマアーキテクツをパートナーに選び、一生に一度の家づくりをスタートしました。
来客を迎えるのが大好きだという奥様たってのご希望で、キッチンはリネアタラーラ社にてオーダーメイド。使い勝手の良い壁一面の背面収納も備えています。四季折々の美しい庭を眺めながら家事ができるよう、大開口に正対する配置としました。
キッチンは作業場としてのみならず、大空間LDKにおけるフォーカルポイントにもなるよう、背面収納の一部に開口を設け、その先の植栽や映り込む青空を楽しめるような演出を施しました。夜にはライトアップされた植栽がドラマティックな景色を見せてくれます。
ご主人がショールームで一目ぼれしたという浴槽に合わせて設計したバスルームは、ベンチや椅子に至るまで全て造作、というこだわりぶり。昼も夜も、庭の水盤のさやさや音や心地よい自然光を楽しめる入浴のひとときは、一日の疲れを癒してくれます。安心して寛ぐことができるよう、外部からの目線を遮るギリギリの高さにすりガラスの柵を設定。光と風を取り込みながらプライバシーを守ることができるよう工夫しています。
そして映画や音楽などのご趣味を存分に楽しむため、リビングには最新のプロジェクターと音響システムを設置しました。リビングの大空間は、夜はご夫婦のための貸し切りの映画館に!コレクションしている映画関連のグッズ類は、ご主人の書斎兼オフィスに専用の飾り棚を設け、いつでも眺めて楽しむことができるようにしました。
「設計担当の伊澤さんは、僕たちが好きなテイストをよくわかってくれていて。吟味して提案してくれるので、これはちょっと・・・というものは全くなかった。殆どご提案通りに作っていただきました。お任せで大丈夫、と思える人だったからこそ、長い家づくりは楽しかったし、ストレスが全くなかった。」(ご主人)
新居での暮らしは快適そのもの、と語るご主人。「僕の暮らしに合わせて作ってもらったんだから当然だね」と笑います。設計士と何でも話し合える良い関係を築けたことが、家づくり成功の理由だとご夫婦は口を揃えます。
また、これから家を建てる方には、出来れば家族みんなで打合せに参加することをおすすめしたいとご主人は話します。
自分たちの暮らしについて、じっくり夫婦で話す機会は意外と少ないもの。しかし、設計の打合せを通じて「あぁ、妻はこんなこと考えていたのか」など、新たな発見することもあったのだそうです。
「家を建てるなんてせっかく一生に一度あるかないかの機会なんですから、家族みんなで楽しんで取り組むといいと思います。設計士さんと夢を語ってね。住んでからの暮らしも勿論楽しいんですけど、作ることだって楽しいんですから。」(ご主人)
中庭に面した大開口を持つ、広々としたLDK。高い吹き抜けと大きな開口、天窓もあり、開放感抜群です。リビングにはプロジェクターとスクリーンが設置されており、時にはシアタールームとして臨場感あふれる映像や音楽を楽しむことができます。リビング奥にあるのはご夫婦が並んで使えるワークスペース。美しい中庭の景色を楽しみながら仕事や読書ができる空間を設けました。あらゆる場面で暮らしの中心にあるのは、この大空間です。
艶やかな白いキッチンは雑誌に出てくるようなスタイリッシュなイメージを求めて、奥様がリネアタラーラにてオーダーしたもの。背面には壁一面に連なる大型収納があり、調理器具や食器類の収納はもちろん、仏壇の収納や書棚の機能もひとつにすっきりとまとめました。セラミックの扉はマットな質感が特徴。また、キッチン後ろのカウンターは、鏡面のトップに窓の外の植栽が映り込んで美しく見えるよう、計算してつくりました。
二階に上る階段。見えるのは手摺と段板のみというシンプルな形状が個性的です。
二階に設けたリゾート風のバスルーム。大きな窓の外にはバルコニーがあり、すりガラスの柵で隔てられているため、外からの視線は気になりません。非日常感を満喫できる、贅沢な癒しの空間です。
基本的にすべての仕事をご自宅でされ、時には来客との打ち合わせを行うこともあるというワークスタイルを持つお施主様のため、玄関隣に専用の仕事部屋を作りました。リビングに至る動線とは玄関で分離するため、奥様の生活と干渉する心配がありません。 SFが大好きでたくさんのフィギュアをお持ちということで、飾って楽しめる棚を設置。並べたフィギュアを下からライトアップできるよう、ガラスの天板の根元に照明を設置しました。棚板自体が光って見え、SFの世界観をより楽しめる仕掛けとしています。 大好きな世界に浸れる、楽しい書斎になりました。
夜の中庭。建物に明かりが灯ると風情が増します。建物からこぼれる光が水盤に反射し、きらきらと揺れるさまは眺めているだけで豊かな気持ちに。