注文住宅

「余白」のあるシンプルモダンの家/神奈川県

手掛けたリノベーション会社

設計、施工、監理を担当

「余白」のあるシンプルモダンの家/神奈川県 (3.5mの高天井のリビングダイニング)

3.5mの高天井のリビングダイニング

この邸宅の中心である二階のLDKは、3.5mの高天井と白を基調としたインテリアが一層の広がりを感じさせてくれる大空間。ベージュをはらんだ柔らかいグレーを締め色に、シックにまとめました。 大理石調の大判タイルを、それぞれ光沢・マットと仕上げを変えて床やキッチンに使用することで、統一感があり華やかな雰囲気に仕上がっています。 バルコニーの高い壁は隣家からの干渉を避けるのに役立ちます。そして、通りに面した側には高窓やスリット窓を設置して、視線を遮りながら抜け感と採光を得るための工夫をしています。 リビング窓際の三つ並んだペンダントライトは、シンプルな空間のアクセントに。惑星のようなフォルムがちょうどスリット窓越しに外から望める位置に設定。楽しい仕掛けとなっています。 ■furniture ・Dining Table:BoConcept(ボーコンセプト) ・Chair:kartell(カルテル) ・Sofa:FLANNEL SOFA(フランネルソファ)

「余白」のあるシンプルモダンの家/神奈川県 (箱型のシンプルな外観デザイン)

箱型のシンプルな外観デザイン

白い箱型のシンプルな外観デザイン。間口が広く高さがあるため、ボリュームを感じさせます。 せり出した屋根の下には駐車スペースがあり、その右手からアプローチに入り、建物へと進みます。 道路側から見える位置に大きな窓はなく、プライバシーが保たれています。

「余白」のあるシンプルモダンの家/神奈川県 (家族で使えるコンパクトな動線のキッチン)

家族で使えるコンパクトな動線のキッチン

パントリーを併設したキッチン。アイランドキッチンは、複数人での作業がスムーズにできるようにとの奥さまの希望により採用。背面収納は大容量かつ作業動線に沿った構成で、パントリーとの連続性も考慮された計画により使い勝手良く仕上がっています。 冷蔵庫はパントリーに、その他調理家電等は背面収納におさめ、生活感を出さないよう工夫しました。 リビング側にはワインセラーを設置するスペースをあらかじめ計画。ご夫婦の寛ぎのお供に活躍します。 ■Kitchen:Living Product(リビングプロダクト)

「余白」のあるシンプルモダンの家/神奈川県 (優しいグレーのスケルトン階段)

優しいグレーのスケルトン階段

手摺とささらを明るいグレーに塗装し、柔らかな雰囲気を出したスケルトン階段。存在感を出しすぎない、家具のように空間に馴染む配色としました。 和室に通じるスリット窓は、客間として使用している時にはリビングダイニングに人の気配をそれとなく伝えます。

「余白」のあるシンプルモダンの家/神奈川県 (リビング横のユーティリティスペース)

リビング横のユーティリティスペース

人が集まるリビングダイニングの隣に、人の目に触れず過ごせる場所として使うことを想定して計画した空間。例えば、小さなお子様連れの来客が授乳や着替えをさせる時に使ったり、大人がダイニングでお茶を楽しんでいる間、子どもの遊び場所としておもちゃを広げたり、一時的な荷物置き場にしたり、などの様々な活用が可能です。 日常にはピアノやトランポリンなど、お子さまのための場所として活用されています。

「余白」のあるシンプルモダンの家/神奈川県 (コンパクトに集約された家事室)

コンパクトに集約された家事室

1階には浴室と洗面室、家事室を集約してひとつの空間に。動線をコンパクトに描くことで、使い勝手よく仕上げています。 スロップシンクを設ける代わりに洗面台はツーボウルとし、一つはつけおき洗いなどの家事に活用されているそうです。

「余白」のあるシンプルモダンの家/神奈川県 (華やかなタイルの玄関)

華やかなタイルの玄関

リビングと同じ大理石調の大判タイルを使用した玄関ホール。光沢のある仕上げが光を拡散し、明るく感じさせてくれます。

「余白」のあるシンプルモダンの家/神奈川県 (奥行きのあるアプローチ)

奥行きのあるアプローチ

バルコニーの下にある、前庭兼アプローチ。すのこバルコニーが強い日差しや弱い雨を遮ります。雨の日の出入りが快適なのはもちろんのこと、お子さまの遊び場としても、天候に関わらず活用できます。

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手掛けたリノベーション会社

用途

自宅

居住者

家族(子供2人以上)

所在地

神奈川県

敷地面積

135.07㎡

延床面積

151.11㎡

階数

2階建て

間取り

4LDK以上

完成時期

2020年04月

手掛けたリノベーション会社のコメント

設計、施工、監理を担当

計画地はゆとりある広さの整形地。その敷地いっぱいに縦9m×横9m×高さ9mの、立方体のような形をした美しい建物を描きました。

1 階に2400mm、2 階には3500mm の天井高を確保した建物内部には、おおらかな空間が広がります。
アプローチとなる前庭や、その上空に設けたスノコバルコニーが緩衝領域となり、建物内外を心地よく緩やかに繋ぐよう計画しています。
同時に、隣地と接する面には高窓を設定するなど、密集した住宅地でも外からの干渉を避け、安心して快適にお過ごしいただけるよう工夫しています。
また、ユーティリティルームや和室など「余白」空間をいくつも設定していることもこの邸宅の特徴のひとつです。様々な場面でフレキシブルに活用できる空間は、暮らしに余裕をもたらします。

インテリアは白を基調とした、明るいシンプルモダンスタイル。
採り入れた自然光を反射・拡散する光沢のある素材を使って、より明るく見せるとともに、華やかな印象に仕上げました。

家づくりのきっかけ・施主の要望

家を建てることは、子どものころからの夢でした。6歳くらいの頃に実家の建替えがあり、工事現場によく出入りをしていたんです。現場で大工さんに墨出しを体験させてもらったり、両親がいい家を建てようと一生懸命に家づくりに取り組んでいる様子を見たりするなかで「私もいつか自分の家を建ててみたい」と子どもながらに願っていました。その後、学生の頃に習っていたピアノの先生が家を建て替えたとき、「家づくりは本当に大変だけどとても楽しいの」と話すのを聞いて、その想いは一層強くなりました。だから、今回家を建てるにあたっては、マイホームが欲しいというより、「自分の思い通りの家づくりをしてみたい」という気持ちが強かったんです。

 以前住んでいたのは、独身時代に母の勧めを受けて購入した3階建ての戸建てです。それはよくある狭小住宅で、20坪あるかないかくらいのファミリー向け物件。そこに最初は一人暮らしをしていました。昔、母がぽろっと「いつか家を買ってほしい」と言っていたのを覚えていたので、この家がその代わりになるならいいかな、と思って(笑)自分も新しい家に住みたいというのもありましたので、20代後半のころ、ローンを組んで購入しました。
 
 それから5,6年経った頃に結婚して、夫と一緒に住むようになりました。でも、狭小住宅だと生活のなかで頻繁に各階を移動しなくてはいけないのを手間に感じるようになって。さらに子どもが生まれたら、ほぼ2階のLDKのみで生活するようになってしまったんです(笑)この家は私の今の暮らしには合っていない、と感じるようになり、「やっぱり家づくりをしたい」という想いが強くなりました。

 そんななか、駅からの帰宅途中に毎日通っていたこの土地が売りに出たんです!ずっと空き家だったのを知っていて、「いつか建てるなら・・・」と密かに狙っていた土地でした(笑) 運よくとんとん拍子で契約まで進み、そのまま家づくりをスタートしました。
Q.家づくりを決めてから、どのように情報収集しましたか?

施主の感想

暮らしてみて、こんなに快適な家はないな、と思っています。特にこだわったLDKは、希望通りのデザインと高天井。外からの視線を建物が遮ってくれるので、カーテンはいらなくて、でも光は十分に入ります。大雨でも降らない限り、昼間は照明をつける必要がありません。理想通りでした。

 私は家づくりの中で、どうしてもこだわりたい部分と、そうでない部分のメリハリをつけることに気をつけていました。途中、仕事が忙しくなってしまい、時間・労力共に効率よく取り組む必要がありましたので・・・。そんななか、竹沢さんは私のこだわりの薄い部分についてしっかりカバーしてくださっていたのを、日々の暮らしの中で感じています。

 例えばキッチン。以前の家にあったペニンシュラキッチンでは動線が一方通行になってしまい、奥にいる人があれこれ動かないといけないという点にストレスを感じていたので、今回は双方向から出入りできるアイランドキッチンにしてもらいたいということと、隠す収納を採り入れることで、家事の負担を軽減することを希望していました。あとは海外風の色使いやデザイン、ミーレの機器を入れたい、という要望くらいです。
 実際に出来上がったキッチンは、パントリーとの連続性、片付けやすさやひとつひとつの作業の動線がしっかり計算されていて、無駄な動きをする必要が全くない空間に仕上がっています。よく使う食器の引き出しと食洗器が近くにあり、片付けがしやすかったり、炊飯器と冷蔵庫が近いので、炊いたご飯を冷凍するのにとても便利だったり・・・。自分ひとりでは及ばなかった細かいシミュレーションがなされていて、住んでみて初めて便利を実感する場面が多々あります。

お施主様の声  Q: テラジマアーキテクツとの家づくり中、印象的だったことはありますか?

家づくりそのものが夢でしたので・・・設計担当の竹沢さんとの2週に1度の打ち合わせがすごく楽しみでした。
 
 施工と打ち合わせを平行して進めていく、テラジマアーキテクツのやり方が私にはとても合っていました。ハウスメーカーさんだと「いかに工期を短くするか」が彼らにとっては重要ですので、施工前に実物を見ないまま、仕様を決めておかないといけないと思います。でも、私がいくら長年家づくりの妄想をしていたとはいえ、どう仕上がるかを実物なしに想像するのはとても難しくて(笑)時々現場に竹沢さんと一緒に行き、実物を見ながら説明を受け、実際の仕上がりをイメージできたことは、仕様を検討するのにとても役立ちました。

 竹沢さんは、費用をできるだけ抑えたいという私の希望を汲んだ提案をくださっていました。例えば、リビングで余った床材のタイルを別の場所で有効活用したい、などの希望にも、色々工夫をして対応してくれました。
 様々なブログで「建築家さんと一緒に家づくりをするとき、建築家さんのやりたいことが強いと、施主がうまく要望を伝えられないことがある」という話を読んでいたのですが、そういうことは全くなく、バランスのよいご提案をいつもくださっていました。基本は「私がどうしたいか」というところを大切にしてくださったと思います。

 施工中、週末には頻繁に現場に足を運んでいました。自分が経験したように、子どもにも家づくりの現場を見せたくて。当初、現場には階段がなく梯子がかかっていたんですけど、子どもは来る度に梯子を上るのがどんどんうまくなりました(笑)そういう体験をさせることができて良かったです。いい思い出になって「将来自分の家を建てたいな」と思ってくれていたらうれしいですね。
 
 大工さんとはよく現場でお話していましたが、テラジマアーキテクツの家をいつも褒めていましたよ。「こういう設計で、こういう風に光が入ってくるのはテラジマの家ならではだよ!」「外断熱は本当に暖かくていいですよ!」なんて。私も会社員なのでそう思うのですが、自分の働いているところのいい部分を素直に言えるって、いい職場なんだろうな、大工さんはテラジマアーキテクツの家を造るのが本当に楽しいんだろうな、と感じました。塗装屋さんやクロス屋さんなど他の職人さんのことも「こんなにうまい人は他にいない」といつも褒めていらっしゃって、職人さん同士の関係性の良さも伝わってきましたし、安心してお任せできました。

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この事例のコンセプト

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手掛けたリノベーション会社

対応業務

注文住宅、リノベーション (戸建、マンション)

所在地

東京都目黒区自由が丘2-10-4 ミルシェ自由が丘 6階

主な対応エリア

東京都 / 神奈川県

■東京都
世田谷区・目黒区・渋谷区・新宿区・港区・品川区・大田区・文京区・豊島区・千代田区・中央区・江東区・杉並区・中野区・練馬区・板橋区・台東区・北区・墨田区・武蔵野市・三鷹市・狛江市・調布市・多摩市・稲城市・府中市・小金井市・国分寺市・国立市

■神奈川県
横浜市・川崎市・鎌倉市・逗子市・茅ヶ崎市・藤沢市・葉山町

目安の金額

30坪 新築一戸建て

4,200〜5,100万円

60平米 フルリノベ

2,400〜3,600万円

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