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設計、施工、監理を担当
武蔵野市にある2階建ての住宅。邸宅の中心であるリビングダイニングを開放的な空間にするため、敷地北側にテラスを設け、L字型のリビングダイニングで囲む構成としました。主な開口は北側ですが、囲まれたテラスに向かう開口にはカーテンを設置する必要もなく、終日充分な光と風を取り込める住まいとなりました。また、3.2mの高天井に設定したリビングダイニングは、面積以上の広がりを感じさせてくれます。シンプルモダンのデザインとゆとりのある空間構成が魅力の、心地よい都市型住宅です。
以前は都内のタワーマンションに住んでいました。一生住むつもりで購入したのですが、子どもの進学の都合で引越しをしなくてはならなくなったんです。
入学に間に合わせるため急いで引越す必要があり、一度は賃貸マンションに移ったものの、やはり持ち家に住みたいという思いを抱くようになりました。
もう一度マンションを購入することも考えましたが、以前の住まいに大きな不満はなかったので、それを超える物件を探すのは難しいと思いました。それなら、マンションとは全く価値観の異なる戸建にしよう、と考えたんです。
当時、時々郊外の友人の戸建に遊びにいくと、そこでは庭でバーベキューをしたりお酒を飲んだりして、子どもたちは傍で自由に遊んでいて、気持ちのいい光と風を感じられる休日を過ごせるんです。それにとても惹かれて。タワーマンションは駅と直結していて利便性に優れていましたけれど、窓を自由に開けることができないですからね。
マンションは間取りを自由にすることはできませんが、戸建には注文住宅を選べば自由に作るという選択肢もある。せっかく戸建にするなら注文住宅がいいだろう、ということで、土地を探して家を建てることにしました。
注文住宅を建てると決めて夫婦で話し合う中で、建てるなら「中庭のある家」がいいという話になりました。
そんな中、妻が習っているフラワーアレンジメントの先生から、とある料理研究家の先生の家が素敵だという話を聞きまして。妻は料理のレッスンに参加して、その邸宅のシンプルモダンのデザインや中庭の雰囲気がまさに理想どおりだった、ぜひ同じ建築会社で建てたい、と話していたんです。それがテラジマアーキテクツでした。
その邸宅の写真を見て私もそのデザインを気に入りましたし、テラジマアーキテクツのウェブサイトに書いてあるコンセプトも共感できるものでしたので、相談に行くことにしました。
まだその時点では土地が決まっていませんでしたが、どんな土地なら希望の家が建つのか、というアドバイスをもらいました。プランニングを依頼したのは、具体的な候補地が現れてからです。
その土地は北側道路に面した土地で、南側は隣家に接しているため、提案されたのは南側に建物を寄せて北側に中庭を擁したプランでした。こういう南側をふさぐプランは普通の会社では提案されることが無いと思うのですが、コンサルタントの深田さんが「北側に庭をつくり、建物を南側に配置するプランでも採光に問題なく、快適ですよ」と教えてくださったんですね。実際その快適性は料理研究家の先生宅を見た妻が体感していましたし、北側斜線制限の都合で建物は南側に寄せたほうがボリュームを確保できる、という深田さんのお話にも納得できました。
決め手になったのは、まず住まい手である料理研究家の先生がテラジマアーキテクツのアフターメンテナンスを高く評価されていて、住んでいて安心だという話を聞いたことですね。何かあったとき、いつでも相談できると。
インターネットではよく住宅メーカーとのトラブルを目にしますが、引渡し前のチェックで確認できなかった不具合に住み始めてから気づいて、引渡し後は免責と言われきちんと対応してもらえないことに起因しているケースが多くあるようですから。
また、コンサルタントの深田さんがとても信頼できると感じたことも大きな理由です。お話の中で、『予算に関わらず、「想い」のあるお客さんならぜひ力になりたいと思っている。逆にこのお客様の要望なら、テラジマアーキテクツより他社の方がいい家が建てられる、と感じる方にはお断りすることもあります』という話をされたことがあって。住宅メーカーの営業さんにありがちな「とにかく契約!契約!」といった雰囲気ではないこと、また年間棟数も限られている分、一棟一棟にじっくり取り組んでくれる、という部分にも惹かれました。
プレゼンテーションのときにいただいたCGパースをぼろぼろになるまで眺めて、完成を楽しみにしていましたから、引渡しのときはうれしかったですね。
一般的な住宅では南側に開口があるのが普通だと思いますが、テラジマアーキテクツに提案してもらった北側に庭や開口を設けた空間は、とても快適です。
南側にある窓はハイサイドライトのみなのですが、充分に光が入りますし、周囲も気になりません。
我が家では平日は妻が、休日は私がキッチンに立つのですが、アムスタイルでオーダーしたキッチンはマンション時代に比べて圧倒的に作業効率がよく、とても気に入っています。もともと凝った料理が好きで、パスタはセモリナ粉から手打ちで作ったりしていましたが、この家に住むようになってから更にレパートリーが増えました。最近はマンションではできない燻製を始めて、ご近所に配ったりしています。
以前は土日は外食をするのが当たり前でしたが、今は家で作って食べるほうが楽しいと感じるようになりました。気兼ねなくお酒も飲めますしね。
大人数のおもてなしもできるようになりましたので、友達が遊びに来てくれる回数や人数も増えましたね。そのためにお皿を買い足すのも楽しみの一つです。
子どもはお庭でフラフープを回したり、大きなプールを広げて友達をたくさん招いて遊んだりできるようになりました。次は滑り台を置いて遊びたい、なんて話しています。
今は光や風を存分に感じられる暮らしができることが嬉しいです。マンションは利便性には優れていますが、中庭でのバーベキューが楽しめたり、子どもが自由に遊ぶことができたりするなど、豊かな暮らしが出来ることが幸せだと思っています。
都心のマンションは、どちらかというと大人に都合のいい住まいだったのかな、と思います。今のような暮らしの豊かさがわかるようになったことは、とても良いことでした。
きっかけになったオーナーである料理研究家の先生との出会いも、テラジマアーキテクツとの出会いも、全てありがたいご縁。全てのおかげで今があるんだな、と実感しています。
テラジマアーキテクツが主宰しているオーナー向けの料理教室イベントには、昨年妻が参加しました。なかなか予約の取れない人気の先生の教室だそうですが、こういう機会があることも、テラジマアーキテクツで建てたひとつの特権として、嬉しく思っています。
テラスに面したL字型のリビングダイニング。主な開口面は北側で、隣家と近接した南側にはハイサイドライトのみを設けました。終日柔らかな光が射す、心地よい大空間です。
天井高は3.2mと、一般的な住宅より高めに設定した大空間。更にテラスと室内の床をフラットに繋ぐことで空間に横の広がりを感じられるようにしました。
室内の延長として使えるプライベートテラス。外からの視線を遮る程度の低めの壁で緩やかに囲み、閉塞感を出さないように工夫しています。家族や来客とのバーベキュー、お子様のプール遊びなど、様々な場面で活躍しているそう。
玄関の扉を開けると目の前に広がるのは大開口。横切るように伸びているのは、意匠性も優れたスケルトン階段です。思わぬ開放感と明るさに、訪れた来客が感嘆の声を上げる印象的な空間です。
お子さまが自ら選んだグレーのクロスがフレンチシックな印象の子ども部屋。白木の家具で統一し、上品でかわいらしい雰囲気に。