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周辺に田畑や農家が残る住宅地に建つ4人家族のための住まいです。様々な来客にストレス無く対応できるよう、独立した空間としての玄関を設け、さらに回遊可能なプランとしました。
住宅を設計するときはいつも、家族個々人が自分の交友関係や空間で過ごしつつ、家族として気配を共有することができるよう、 平面的のみならず立体的にもつながりを持たせたいと考えています。
この住宅では2階に家族共用の広間を設け、ここを中心に玄関、ダイニングキッチン、子供室とそれぞれがつながった空間となっています。姿は見えなくても家族の気配を感じる、まとまった雰囲気を持つ家になりました。
リビングからダイニングを経て寝室へ向かう通路から、振り返ってリビングを見る。 通路の少しギュッと詰まった空間から、明るいリビングがいい雰囲気。写真右手のカウンターの向こう側がキッチン。
日差しのたっぷり入る明るいリビング。 無垢の杉板フローリングが素足に柔らかく、気持ちいい空間です。 1段上がった奥にはダイニング、続いてキッチンがあります。一体の空間でありながらそれぞれの場を持ち、リビングに来客があっても慌てません。 ダイニングは落ち着いた空間で、食事の時のみならず3時のお茶の時間もホッと出来ます。
玄関からリビングへ続く廊下。 通常窓がなく暗くなりがちな廊下の天井を吹き抜けにし、パーゴラを設けました。 2階の窓から降りそそぐ日差しがパーゴラに置かれた植物を照らし、柔らかな心地よさを作り出しています。
坪庭に面する木製引戸は高さを低く押さえ、道路からのプライバシーに配慮している。 洗い出し仕上げの土間には来待石という地元産の石を埋め込み、アプローチの変化をつけている。 天井の杉板、壁の珪藻土、土間の洗い出しが重苦しくならない和の空間を作り出し、来客を迎えるための明るくゆったりとした気持ちのいい空間を演出している。
アプローチから玄関ドアを見る。 玄関ドアは米ヒバ材の木製建具である。 玄関ドアの前には深い軒が出ており、雨の日の外出の際にもゆっくり傘を広げることが出来る。 またアプローチ左手には屋外から利用できる納戸を設け、庭の掃除道具やアウトドア用品、子供達の遊び道具などが収納できるように鳴っている。
平屋部分の屋根と2階建て部分の屋根、塀と格子の水平線が幾重にも重なり、住宅に奥行と広がりを感じさせている。 白い外壁と黒く塗装した杉板の壁でコントラストが美しい。