五角形の土地。周辺環境と家族のライフスタイルに考慮した、庭と住まいがベストな配置。大小の切妻屋根が目を引きます。

注文住宅

「一志の家」 ~おもてなしの庭につつまれた家~

手掛けた建築家

設計、監理、エクステリア(庭・外構)、土地・物件探しを担当

「一志の家」 ~おもてなしの庭につつまれた家~ (トンネル状のインナーテラス)

トンネル状のインナーテラス

南側のおもてなしの庭から屋外のデッキテラス・インナーテラス、そして北側にある玄関土間、北側の庭へとつながる。この住宅のメイン空間である。

「一志の家」 ~おもてなしの庭につつまれた家~ (南側外観)

南側外観

南側道路に面した駐車場とつつまれた庭。左手のスロープから北側の玄関へ向かうことができる。

「一志の家」 ~おもてなしの庭につつまれた家~ (03	西側外観)

03 西側外観

おもてなしの庭の横から玄関までつながるスロープ。左側(北面)が玄関。

「一志の家」 ~おもてなしの庭につつまれた家~ (インナーテラスと親子)

インナーテラスと親子

玄関から庭へつながるインナーテラス。木製格子戸の開閉でインナーテラスは大きく開いたり閉じたりすることができる。格子戸は網戸がついているため風通しが良い。

「一志の家」 ~おもてなしの庭につつまれた家~ (寝室からインナーテラス・庭へ)

寝室からインナーテラス・庭へ

寝室からインナーテラス越しに庭へとつながる。寝室の障子を引き出すとセパレートできる。

「一志の家」 ~おもてなしの庭につつまれた家~ (寝室からインナーテラス~リビングダイニングへ)

寝室からインナーテラス~リビングダイニングへ

インナーテラスを挟んで寝室とリビングダイニングがつながる。それぞれをセパレートすることもできる。インナーテラスを木製格子戸で閉じると天窓からの陽光が室内に効果的に落ちる。

「一志の家」 ~おもてなしの庭につつまれた家~ (リビングダイニングキッチンからインナーテラスへ)

リビングダイニングキッチンからインナーテラスへ

対面式のキッチンの前のリビングから階段で2階へ上がる。インナーテラスにある階段には天窓からの陽光が落ちる。ダイニング上の格子は2階のこども部屋とつながっている。

「一志の家」 ~おもてなしの庭につつまれた家~ (インナーテラスから玄関へ)

インナーテラスから玄関へ

玄関戸は引戸でフルオープンになり、北側の庭とつながる。階段上の格子は2階の踊り場とつながる。左側の寝室の上にもハシゴで上がれるロフトがある。

「一志の家」 ~おもてなしの庭につつまれた家~ (2階のこども部屋)

2階のこども部屋

上部の窓からは遠くの山が見える。下部の格子は1階のリビングとつながる。こども部屋は大きな切妻屋根の外観から飛び出したアクセントになっている。奥の階段の踊り場の向こうは寝室のロフトへつながる。

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手掛けた建築家

設計、監理、エクステリア(庭・外構)、土地・物件探しを担当

用途

自宅

居住者

家族(子供2人以上)

所在地

三重県津市一志町

敷地面積

340㎡

敷地の特徴

三角地

延床面積

102.7㎡

階数

2階建て

間取り

3LDK

期間

設計:10ヶ月 、施工:7ヶ月

完成時期

2015年07月

設計会社

向井一規建築設計工房

施工会社

(株)上村工建

手掛けた建築家のコメント

設計、監理、エクステリア(庭・外構)、土地・物件探しを担当

新興造成地の中で山の風景を望む環境と、おもてなしの庭につつまれた住まいである。(三重県津市)
小学校のある小山の山林の一部を造成した敷地は、変形の五角形で道路は東と南に面している。メイン道路の南面に駐車場を設け、つつまれた庭をプライベートな空間として使うためにアプローチを建物の西側に引き込んだスロープとした。駐車場と一体となった雑木林の庭は、徐々に乾いた風景になっていく新興住宅地の中で潤いを持った「おもてなしの庭」になることを目指してデザインした。
平屋の利便性を求められたプランは、機能性を高めた1階の上に子ども部屋の一部を大屋根の上に突出させたデザインである。ここから遠くの山の景色を望むことができる。
北側の玄関からトンネル状に抜けたインナーテラスは、南側の庭までつながる光と風の通る心地よい空間である。

家づくりのきっかけ・施主の要望

結婚をされて第1子ができたのを機会に、お母さんとの同居を計画されました。
・2世帯住居の生活と共稼ぎご夫婦のライフスタイルを守りながら住まう家。
・お子さんが2人3人となった時にも工夫して住むことができる計画。
・日常の家事をお母さんが行うことから、勝手口の駐車場からの動線と母室と水廻りとの機能性を重視する。
・大き目の敷地に平屋に近いプランと、庭いじりのできる屋外との関係が楽しい家。

この事例の見どころや工夫したところ

お母さんとの2世帯住居はキッチン水廻り(洗面・浴室・トイレ)をコンパクトにまとめ、そこからの勝手口を東側道路に面するもうひとつの駐車場につなげた。ダイニングリビング・インナーテラス・寝室はセパレートできるオープンなワンルーム空間とし、引き込み戸でプライベートも保つことができる効率の良いプランである。アウターテラスとつながるテラス引戸、リビングと寝室からのピクチャーウィンドウから「おもてなしの庭」と個々につながるプランである。アミ戸付のテラス引戸は木格子になっており、プライベート性と安心感を持つことができる。インナーテラスには天窓からの陽光が入り室内を明るくし外感を出している。

施主の感想

お庭を大切にされて、いつお邪魔しても綺麗なお庭になっています。お二人のライフスタイルに似合った住まいだと喜んでもらっています。
竣工して6年が経ち、お子さんも成長して自転車置場や物置を増築したい。とのご要望があり計画中です。

事例の進み方

ご夫婦の職場から通勤しやすいエリアの敷地探しを行い、広めで環境の良い土地を購入されました。2面が道路に接する特殊な敷地から、ご要望をお聞きして複数案のプランと簡単な模型を提示しました。プランを1案に絞り込んだ後に、概算工事費を提示しご予算との調整を行いました。その後、詳細なプラン・デザインをキャッチボールしながら打合せを進めさせてもらいました。

印象に残っていること

敷地が2面の道路に面しています。この条件を上手く表側の玄関と裏側の勝手口とに上手く出来たことが良かったです。
また、庭を築山と植栽で囲むことでプライバシーを護りながら「おもてなしの庭」が出来たことが、この住まいの特徴だと思います。

トンネル状のインナーテラス

造成された住宅地で大きく開放的なテラスはプライバシィが護りにくく難しいため、玄関から庭に抜けるトンネル状のインナーテラスをデザインしている。LDKや寝室は小さめのピクチャーウィンドウとして、それらに面するインナーテラスが屋外とつながることによって室内にあるテラス空間が開放感のある場所になっている。トンネルの両側に木製格子戸(網戸付)を設けることで開いたり閉じたりできて使い勝手の多様性を考えている。

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この事例のコンセプト

この住宅の写真

手掛けた建築家

対応業務

注文住宅、リノベーション (戸建)

所在地

岐阜県瑞穂市穂積3057-13 TEL058-322-5721

主な対応エリア

石川県 / 福井県 / 長野県 / 岐阜県 / 静岡県 / 愛知県 / 埼玉県 / 千葉県 / 東京都 / 神奈川県 / 三重県 / 滋賀県 / 京都府 / 奈良県 / 大阪府 / 兵庫県

別途交通費をいただいての対応エリア > 本州

目安の金額

30坪 新築一戸建て

2,100〜3,600万円

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手掛けた建築家

向井一規

@岐阜県