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設計、施工を担当
ご結婚前から同じマンションの1階にお住まいだったHさん、お子さんの成長とともに手狭となり、上階の少し広い部屋を購入してリノベーションすることにしました。Hさんの一番のご希望は収納をしっかり確保した設計でした。そこでご提案したのが収納を活かす回遊動線のある間取り、予算内でご要望をしっかり実現する、+αのアイデア光るリノベーションです。
回遊動線のデメリットとしてよく上げられるのが、壁面が減ることによる収納の減少があります。Hさんのご要望は収納UP、ここで+αのアイデア登場です。
まず大切なのは「収納を増やしたい」の分析です。以前のお住まいでは、物が多くて片付かず、ひと部屋を物置として使っていたそう、これから子供部屋も必要になるので、今度は部屋を潰さないように収納を充実させたいとの思いからでした。
そこでご提案したのは動線に沿って収納を分散させるプランです。収納場所が使う場所のすぐそばにあれば、収納動線もスムーズでストレスがありません。無駄なく収納が活かされ、住まいのデッドスペースがなくなります。また回遊動線と共に設計することで、より便利に活用できます。
「価格よりワクワクする方を選びました。」
「専門業社紹介サイトSUVACOで、2社紹介されたうちの1社がしあわせな家さんでした。はじめに両方の会社にプランと見積もりを出してもらって、実はもう1社の方が価格は低かったんです。でもプランが悪くはないけど…という印象で。しあわせな家さんは提案書がすごく良かったんです、ワクワクする感じで。後悔しないと思う方を選ぼうと思って、最初の提案段階で決めました。その後の打ち合わせの中で、予算についてもすごく考えてくれて、最後まで安心感がありました。」
「アーチのデザインとかすごく素敵で、ただきれいにリフォームするだけじゃないプランが嬉しかったです。予算内でこんな風にリノベーションできるなんて大満足。」とHさん夫妻。
取材終わり、お子さんが自転車に乗りながら玄関からするりと出てきて、あっという間にお出掛けスタンバイOK。動線がいい住まいって快適ですね。
「回遊動線の間取り」とは、行き止まりがなく、スムーズに家の中を移動できる間取りのことです。リビングから寝室、バスルーム、キッチンへと、日々の移動がスムーズでストレスがなく、効率よく動けるので家事の時短にもつながります。壁が少なくなるため、空間に開放感が生まれるメリットもあります。
こちらのマンションの構造は「ラーメン構造(柱・梁で建物を支える構造)」、壁を動かすことができるので、間取り変更の自由度が高い構造です。生活しやすい動線を考え、各スペースの実用性を再検討してベストな間取りに設計できました。
コストを考えて、扉は必要なところにだけ設置、「扉があるところも開放していることが多いですね。空気の循環もいいし。」とHさん。
回遊動線が常につながっている状態が保たれているようです。
リビングにつくった収納は、遊び心あるアーチ開口にしました。「あのアーチ型が可愛くてお気に入りです。」と奥様。アーチ収納の前はお子さんのプレイスペースになっています。お子さんが自分でおもちゃを出したり仕舞ったりできて、お片付けの習慣が身につきそうです。ここはキッチンからよく見える位置なので、お子さんの様子も分かって安心。アーチ内は奥行きが深く、可動棚もあるので、収納力も十分。お子さんの成長とともに変わる収納用途、どんなものにも対応できそうですね。
WTCとは通り抜けできるクローゼットのこと。収納スペースと通路を兼ねた構造なので、回遊動線と相性のいい収納です。扉を開放しておけば、風がよく通って湿気がこもるのも防げます。バルコニーの洗濯物を取り込んだあと、そのままクローゼットへ仕舞える動線もスムーズで、家事の時短が叶います。
リビング奥の壁には、空気清浄効果と調湿効果がある『エコカラット』を採用。「マンションは湿気が気になるので、エコカラットにしたくて。見た目にも上質感が出てよかったです。」とHさん。さらに寝室の枕元の壁にも『エコカラット』を採用、コストを考えて全面ではなく、部分配置のデザインにしました。
Hさん邸の床材は、WPB(ウッドプラスチックボード)という新素材のフローリングシートを採用しました。既存の床の上から貼るだけの簡単施工なので、短工期・省コストで設置できます。高強度で耐久性もあり、無垢材のフローリングと同じように、サネ(つなぎ目)があるので、見た目も足触り感もシートとは思えないリアルさです。
「予算内の最善をご提案できるように、といつも考えています。」と技術営業の奥野。予算内でできることの最大限を目指して思考を巡らせているそう。造作用の集成材が余りそうな部分を見つけると、他のところで活かす提案をしたり。Hさん邸玄関のシューズボックス兼ベンチも、そんな余った資材を使って、大工さんに造作してもらったものだそうです。大工さんの対応力には頭が下がりますね。
既存のキッチンは閉鎖的で狭く、暗い印象でした。そこで壁位置をダイニング側に少し移動して、キッチンのスペースを広くしました。パントリーを併設して、収納もたっぷり。オープンなパントリーですが、リビングダイニング側からは棚の一部が見えるだけ、程よく隠されていてスッキリ見えます。
キッチンの高さは奥様の身長に合わせて90cmに。「今まで使っていたキッチンは高さが合わなかったので、今はとっても快適。広く開放的になってよかったです。」と奥様。毎日使う場所の使い勝手や居心地はとっても大切ですね。
お子さんもハイスツールに乗って、並んでおしゃべりしたり楽しそうな空間です。
作業動線が短く効率よく動けるL型キッチンは人気ですが、コーナー部分にデッドスペースができやすく、価格もI型やII型より上がってしまいます。そこでご提案したのが、II型キッチンを造作カウンターでつなげて、L型のようにレイアウトする方法です。
コーナーにパイプスペースを取り込み、オープンラックを設置して、家電収納スペースに。カウンター下の空間は、ダストボックス置き場にして、無駄なくスペースを活用しています。L型キッチンのデメリットを解消しつつ、使い勝手のいいところを取り入れられるアイデアです。
価格もだいぶ抑えられ、予算に合う設計ができました。
リビングから寝室、バスルーム、キッチンへと、日々の移動がスムーズでストレスがなく、効率よく動ける「回遊動線の間取り」
コストを考えて、扉は必要なところにだけ設置、「扉があるところも開放していることが多いですね。空気の循環もいい!」
「回遊動線の間取り」は、壁が少なくなるため、空間に開放感が生まれるメリットもあります。
こちらのマンションの構造は「ラーメン構造(柱・梁で建物を支える構造)」、壁を動かすことができるので、間取り変更の自由度が高い構造です。生活しやすい動線を考え、各スペースの実用性を再検討してベストな間取りに設計できました。
動線に沿って収納を分散させるプラン。収納場所が使う場所のすぐそばにあれば、収納動線もスムーズです。
回遊動線のデメリットとしてよく上げられるのが、壁面が減ることによる収納の減少がありますが、動線に沿って収納を分散させることで無駄なく収納が活かされ、住まいのデッドスペースがなくなります。
通り抜けできるウォークスルークローゼット。収納スペースと通路を兼ねた構造なので、回遊動線と相性のいい収納です。
扉を開放しておけば、風がよく通って湿気がこもるのも防げます。
バルコニーの洗濯物を取り込んだあと、そのままクローゼットへ仕舞える動線もスムーズ
リビング奥の壁には、空気清浄効果と調湿効果がある『エコカラット』を採用しています。
リビング奥の壁には、空気清浄効果と調湿効果がある『エコカラット』を採用。
マンションは湿気が気になるので、エコカラットにしたくて。見た目にも上質感が出ます。
遊び心あるアーチ開口の収納スペースは、お子さんが自分でおもちゃを出したり仕舞ったりできます。
アーチ内は奥行きが深く、可動棚もあるので、収納力も十分。 キッチンからよく見える位置なので、お子さんの様子も分かって安心。
既存のキッチンは閉鎖的で狭く、暗い印象でした。そこで壁位置をダイニング側に少し移動して、キッチンのスペースを広くしました。