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設計、施工、土地・物件探しを担当
Yさんは奥様のご両親と同居の6人家族。ブラジル生まれの奥様は、家族の絆を何よりも大切にされる方。ご両親との同居を考え、家族みんなで暮らせる家を探していました。「子どもたちが大きくなっても自室にこもらず自然と家族が集まるように」 居心地のよさにとことんこだわったリビングづくり。
家族6人で暮らせる、いい物件に出会うために。
共働きのご夫妻にとって、駅近の立地は外せない条件。しかし駅近は核家族向けが多く、条件に合う物件がなかなか見つからず模索していたというYさん。
「いい物件の見つけ方を調べていて出会ったのが、しあわせな家さんでした。担当の津川さんは、私たちの希望を丁寧に聞いてくれて、契約前にも関わらず、物件ひとつひとつのメリット・デメリットをあげて、自分たちと同じ目線で一緒に考えてくれました。」
家族みんな一緒に。
家族みんなで一緒に暮らせる家を目指したYさん、広々とした家族が集まるリビングに一番力を入れました。
「広いリビングができて、ゲストを呼べる家になったことで、子どもたちにも変化がありました。保育園の先生に、娘がよく話すようになったって言われたんです。いろいろな人に会う機会が増えたからだと思います。この家に引っ越して本当によかったな…って思いました。」と奥様。
半年かけて見つけたのは、築古ながら立地がベストな物件。リノベーションで十分な広さを確保できるか、もとの骨組みはしっかりしているか、ローン減税の対象になるか、あらゆる方向から検討が重ねられました。
「実は契約直前、新築で立地のいい物件が出て、津川さんに相談したんです。時間をかけているのに引き止めもせず“ベストな方を選んで下さい”って言うんですよ。やっぱり“津川さんにお願いしたいね”って決まりました。」とYさんご夫妻。
胸の内を遠慮なくご相談いただける、そんな信頼関係を大切にしています。
デッドスペースはつくらない。
空間は余すことなく収納スペースに。
新たにつくった階段下収納。収納の扉は、階段と手摺りのラインと揃えたデザインで、スッキリとして目立ちません。扉を開くと奥行きのあるスペースがあり、頻繁に出し入れしないものを奥に入れ、洗剤のストックなどを手前に。既存の階段下収納は中途半端なものでしたが、これならしっかり有効活用できそうです。
多目的ウォールに設置した棚は、可動式なので、お子さんの成長に合わせてフレキシブルに変えられます。今は低い位置にお子さんの作品を展示。一緒に手に取ってお話が弾みそうです。棚の裏面は黒板に。リビング側にも棚ができるように、白い壁の裏は同様の可動棚を設置。スペースを無駄なく使い切っています。
もともとあった凹んだ空間に、ピッタリサイズでTVボードを造作しました。上部のスペースも、吊戸収納を造作して無駄なく活用。リビングの造作部分の木材は、全てYさんのDIYでアンティーク風オイル仕上げ。ここの壁もLDKのテーマカラ ー、オレンジ色にDIYで塗りました。木色とポイント色を揃えることで、壁を排して広げた長方形ではないLDKも、自然と一つの空間にまとまります。
TVボードの棚位置は収納ケースに合う高さに自由に設定、自分たち仕様にできるのも、ひとつひとつ細かくオーダーできる造作ならでは。
TVの位置はコアガリの目の前。家族で団らんしながら、寝転がりながら、ハンモックに揺られながら、思い思いのくつろぎ姿勢でTVタイムを満喫できます。
玄関には、飾り棚を兼ねた収納ボックスも造作しました。
既製の収納ボックスに、ベンチと同じ板を貼っただけ。予算を抑えながらも、ベンチと一体型の、どこにも売っていないオリジナル収納ボックスができました。長いベンチの強度も考えたアイデアです。
造作は大工さんの手仕事なので、既製品にもミリ単位で合わせることができます。
爽やかなアイスグリーンに塗られた壁。2階の部屋は、既存の黒い柱や建具を白く、壁もみんなでDIYして塗りました。
「黒い柱を白くするのに、5度塗りしました。頑張りましたよー」と笑顔の奥様。1階に力を入れるために、2階は大きな構造の変更はしないで、自分たちでできることは全てDIY。予算配分のメリハリが大切です。
「子どもたちがもう少し大きくなったら、ひと部屋を“はんぶんこ”の子ども部屋にする予定なんです。」と奥様。
これからまた手を加えていく楽しみがありますね。
「キッチンは赤って決めていたんです。」と奥様。
実は一番難航したのがシステムキッチン探しだったそう。ひと言に「赤」と言っても、いろいろな赤があります。色味までしっかりイメージが決まっていた奥様は、とにかく実物の「赤」を見るために、ショールームを渡り歩きました。
リフォーム担当の岩田は、いい赤を見つけてはご連絡。 一緒にショールームに行って、ワークトップの素材も確認しながら検討を重ねました。
「だんだんキッチンの名称じゃなくて、こんな赤を見つけました!って赤基準で連絡が入るようになったんですよー」と奥様も思い出し笑い。
足繁く通ったかいがあり、ついに理想の「赤いキッチン」に出会うことができました。お気に入りが見つかるまで、とことんお付き合いします。
トイレの壁の空間を利用して、可愛いいニッチをつくりました。構造上大きい収納を壁につくることはできませんでしたが、ちょっとしたものを置ける場所があるだけで便利です。
カラフルな手洗い器は、ボウルと蛇口の色を、好きな組み合わせで選べるデザイン。爽やかな黄緑色と黄色が、壁紙の柄とマッチしています。
カラフルな色使いで、お子さまもトイレを好きになってくれそうです。
「既存のドアはよくあるタイプのものでつまらない。このドアを見つけたとき、木の色目といい、風合いといい、もうこれしかない!って一目惚れ。でもサイズが既存より大きかったんです…」とご主人。
ご相談を受けたリフォーム担当岩田は、壁を壊して入り口を広げ、壁をつくり直すならと、ドアの雰囲気に合わせたタイルを貼りましょうとご提案。
「外壁は塗り直しただけなのに、玄関が変わると新築みたいです。」とご主人。玄関工事で予算を使った分、入口の外構は家族みんなで協力して作成。
「あと砂利を敷いたらでき上がりなんですよー」と楽しみなご様子。
いっぱい手をかけて、愛着が増してゆきますね。