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深い軒を持つ屋根にほどよい厚みを持たせて存在感を演出しながらも、玄関側に向かって傾斜を出すことで野暮ったさを感じさせない外観。1本の細い柱が天井を支えるデザインにより、屋根が宙に浮いているかのような抜け感も演出している。道路側からは平屋に見えるが、2階建て住宅。
「ありきたりな家にはしたくない」とのご要望。設計するにあたりまず意識したのが「道路に対していかに構えるか」。敷地が広くあらゆる角度から見られることになる家だからこそ、外の世界に対してどう対峙するのかを考えることが「誰が見ても格好いい家」というご要望に応えることになるります。また、どこからどのように視線が届くのかに配慮し空間の配置を考えるのは、「心からくつろげる家」の絶対条件に掲げる“室内と外とのつながりを大切にした設計”にも必要なこと。正面の玄関側は閉じたつくりにした分、道路に面していない南側に大胆な開口を設け、リビングの延長線上にデッキテラスと庭をデザイン。さらに、庭に植栽を配して隣家との間の目隠しにするなど、プライバシーを大切にしながら開放的な暮らしを愉しむための工夫を随所に施しました。夜お酒を片手にテラスで過ごす時間が何よりの愉しみなご夫妻様のご要望におこたえしました。
リビングの延長線上にデザインしたデッキテラスは、外で過ごす開放感と室内にいる安心感を同時に感じながらくつろげる、余暇を愉しむためのプライベート空間。リビングの床面とデッキの高さ、そして天井と軒天のラインをそれぞれ揃えることで、空間の連続性を強調し外との一体感を感じていただけるように。
「雨の日、車を降りて家に入るまでの間に濡れるのは嫌」と話していたご夫妻様に同社が提案したのが、3mもの深い軒を組み合わせたこのアプローチ空間。玄関前に車を寄せ、そのままさっと家の中に入れるコンパクトな動線は、当初希望されていたガレージ以上の使いやすさがあります。