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973.20㎡ものゆったりとした敷地を生かしたL字型の平屋。写真正面が南側にあたる部分で、居室は配されているものの、基本的には大きな開口のない壁になっている。L字型にすることで外部からの死角をつくったことも、プライバシー性を高めるための工夫の一つ。
道路に面した南側をあえて閉じ、山側に開放的なリビングを設けた緑と光と風を感じる心やすらぐ家。
ご実家の敷地でのお建て替えを検討されていました。生活道路にも面した広くて開けた敷地ゆえ、外からの視線をどうシャットアウトするかが家づくりにおける最大の課題でした。複数の会社にプランニングを依頼された際、唯一「人通りのある南側は閉じてしまいましょう」と弊社が提案したことが決め手になったそうです。一般的には採光を考えて開口を大きく取ることが多い南側は閉じ、かわりに外部からの視線を気にしなくてもいい山側(東側)にリビングを配しました。天井まで高さのある全面ガラス窓にして開放感を最大限高めたことに加え、リビングからフラットに続くデッキスペースと、さらにその先には庭をデザイン。「自然との心地いい関係性こそがいい家の条件」との基本コンセプトに則ったもので、室内と外との連続性がリゾートさながらの非日常のくつろぎをもたらしてくれます。以前は「人目が気になって、BBQをするにも車を近くに停めて目隠ししていたんです」とおっしゃられていましたが、今ではそんな心配もなく開放的な住まいでの毎日を謳歌しているそうです。
リビングと床面の高さを合わせたデッキスペースは、室内と外とをつなぐ“中間領域”。半屋外とも言うべきこの空間では、室内で過ごす安心感と屋外で過ごす開放感をいずれも味わうことができます。また、LDKの天井と軒天の高さを合わせ、さらに同じ羽目板貼りにすることで一体感を演出しました。