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ハイランドデザインが設計した桜町の住宅は大開口により周辺環境を取り込むことで開放感溢れる住宅です
この計画では、北側緑道部分の眺望を優先した方がいいと思い、当初リビングを北側へ、キッチンを南側へ配置していたが、お施主さんの強い要望から、キッチンを北側に持ってくることにしました。その際キッチン収納などのことを考えると、壁面の大きさを優先させるために開口部が少なくなることが多いが、北側の眺望をなるべく取り入れることも優先させたかったので、もともと収納スペースとしてのロフトとLDK部分を一体とすることで天井高さを確保し、ロフト分の高さを大きな開口とすることで、開放感を感じるように工夫しました。
建主こだわりの雑貨・食器等をどこにレイアウトしても映えるように建物の
素材はなるべくシンプルにまとめると同時に、魅せる部分には大胆な素材を
組み合わせることで様々なシーンをつくりだすことにしました。
なるべく設備機器などに頼らず、風の流れや強さ、太陽の明るさ・動きなどを
感じられると同時に、北側緑道の風景を最大限生かすことで都心のなかとは
思えないような雰囲気を生み出す開口部のデザインとしています。
敷地条件上建物の大きさをコンパクトにする必要性を逆手にとり、無駄な動線を極力なくし、各スペースを適切な大きさにて配置することで空間にメリハリをつけ、それぞれ意味のある開口部により開放感を感じられるようにしました。
周囲の木々やリビングに調和したキッチンはナチュラルな仕上がりで、内外に開放感があり四季を肌に感じながら料理ができるのがとても心地良いです。
吊り棚を作らずに青空を選んだ点や、好きな道具たちに合わせた居場所がある点など、機能や造りに無駄がなく温かみのある空間が気に入ってます。