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住宅地に建つ、親世帯・子世帯・アトリエの3つの住戸のある家です。シンプルな家型ヴォリュームの1階と2階の間に三角形の隙間「屋根の空地」を設けました。この空地は本来の「屋根」がそうであるように、立ち入ることはできますが、具体的な用途がありません。各住戸に対して、光や風をつなぎ、住人の視線や音をコントロールする環境的な役割を担っています。植栽が上下に伸びて、それぞれの住戸に浸食していくような緩やかな関係性と、何をするでもない自由で快適な居場所をつくりだしています。また、街に対して住まいを直接的に開くのではなく、屋根の空地を介して間接的に、ちょうどよい距離感の地域コミュニティーを期待しています。
全面道路からの外観。 地域のライブラリーと上部の屋根の空地が見えている。向かって左側の入口は親世帯の玄関。子世帯の玄関は敷地の奥側にある。 photo by Hiroshi Ueda
リビングから屋根の空地を見る。光と風が通る隙間の空間。 photo by Hiroshi Ueda
屋根の空地 何をするでもない隙間の空間で、親世帯・子世帯・地域のライブラリーという3つの異なる居住空間の緩衝地帯になっている。遮音や適度な距離を確保してプライバシーを保ちつつ、緩やかに空間をつなぎ、通風や採光を得ている。 photo by Hiroshi Ueda
天窓と床下の屋根の空地からも光が入り、明るいリビングスペース。奥には子供部屋が見え、大きなワンルームのような空間。 photo by Hiroshi Ueda
天窓からの光が入るリビング photo by Hiroshi Ueda
地域に開いた多目的スペース。 勉強部屋になったり、ワークショップを開いたり、仕事をしたり、様々な使い方ができる。 photo by Hiroshi Ueda
玄関から居住空間に上がるらせん階段。 スチールと木の組み合わせ。 photo by Hiroshi Ueda
photo by Hiroshi Ueda