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設計、施工を担当
海外の邸宅を思わせる華やかなエントランス。天窓から降り注ぐ光が心地よく、さりげなく置かれた絵画やストーブが施主のこだわりを感じさせてくれる。ご自宅でお仕事をされることも多いというご夫婦が目指したのは「クリエーティブな空間」。海外での生活経験もある夫人は、特に“視覚”を大切にしたという。絵画や本が身近にあることや、余計な物を置かず、大きな家具や大判のタイルなどのインテリアが映える開放的な空間を希望。趣の異なる居場所を複数つくったのもそうした狙いからだ。一方、キッチンなど生活感を感じさせるものは“見せない”ように。「落ち着きもあるけど、非日常を感じる部分もあって満足しています」と笑顔のお二人。
ライフスタイルにあわない二世帯住宅。フロアを独立させ自分たちらしい家にもともと1階と2階がつながる二世帯住宅のつくりで、ご家族のライフスタイルにあわない間取り。LDKも広さはあるものの空間のメリハリがありませんでした。設備や資材も老朽化し、インテリアも時代を感じさせるようになっていました。
リビングの吹き抜けや、日本の玄関スタイルにとらわれない広い玄関ホールなど、お施主様のなかで創りたい空間のイメージや間取りのゾーニングはある程度決まっていらしたので、技術的なことも含めた細部の作り込みを提案させていただきました。吹き抜け部分は、強度面で課題がありましたが、梁補強を行うことでクリアすることができました。また、バルコニーをリビング内に取り込むようにして、屋内と屋外のつながりも意識した空間となっています。
パートナー選びで重視したのは「空間設計力」ですね。リビングの吹き抜けや、広々としたエントランスホールなど、大空間を作りたいと考えていたからです。担当の方は一級建築士として、打ち合わせのその場で「できる・できない」の判断をしてくれるなど、知識と技術に裏付けられた提案に安心感がありました。
離れて暮らす家族や友人たちが気兼ねなく集まれる家にしたいと考えていたお施主様。居心地のよいLDKだけでなく、ゲストを出迎えるエントランスも、まるで海外の邸宅のような贅沢な広さにこだわりました。3つあるゲストルームもプライバシーが保たれる程よい距離感です。
ロフトへ続く階段は、圧迫感のないスケルトン階段。階段下にはソファを置いて、おこもり感がちょうどいい読書コーナーに。
リビングの天井は傾斜をいかした吹き抜けが開放的。減築してバルコニーに奥行を持たせ、中と外のつながりも生まれた。家具や壁面のタイルなどインテリアの要素はすべて大ぶりなものに。輸入ドアや毛足の長いカーペットなどのアイテムが上質な住空間を演出
愛犬の部屋を設けることで、美しい空間を保ちながら、互いが快適に暮らせる家に
愛犬との共生もリフォームの大きなテーマ。リビングの一角にドッグスペースを設け、グッズの収納や匂い対策を行えたことで、美しい住空間を保ちながら、人もペットも快適に。ワンちゃんがドッグスペース内にいるときも、窓からお互いの姿が見えるのでさみしくありません。
ダイニングはカフェのような雰囲気。大きなオーダーテーブルの黒のフレームと、ベンガラのような壁の色あいがマッチ。生活感の出やすいキッチンは、あえて壁で仕切って見せないようにした。
浴室の前室は、坪庭スペース。ガラスの仕切りは開放感があり、浴槽につかりながら緑を眺めるなど視覚的にも癒される。
鳥と植物が描かれた壁紙が、遊び心を感じさせるトイレ。まるで森のなかに迷いこんだような楽しい気持ちにさせてくれる。