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設計、施工、エクステリア(庭・外構)を担当
二世帯住宅の2階にお住まいだったが、部屋が細かく分かれていて、手狭にも感じていた。1階が空いたため生活の場を移すことに。当初は間取り変更は考えず、LDKの増築、和室を洋室に、将来を考えバリアフリーにというご希望。しかし、当社からの提案は庭に面した和室をLDKにする予想外のプラン。今回、和室2間+広縁をひとつにして、広いLDKができたことで、家族みんなで過ごす時間が格段に増えました。
もともと二世帯住宅の2階に、家族4人でお住いでしたが、お子さまも成長され手狭に感じていました。また、キッチン、ダイニング、リビングがそれぞれ離れていたため、行き来が面倒なうえ、家族が一緒に過ごせる時間も少なかったそうです。将来の生活を考えると、階段の上り下りが負担になりそうなことも気がかりでした。
1階へ生活の場を移すことが目的でした。当初のご要望では、LDKの位置は変えずに増築して広く、和室は洋室にして寝室やセカンドリビングとして使うイメージをお持ちでした。ですが、実際にお住いを拝見してみると、大きな和室の続き間がとても環境のよい位置にありましたので、当初のお話とはガラリと異なる、和室部分を広いLDKとするプランを提案させていただきました。設計上で考慮したのは、開放感を出しながらも構造的に弱くならないようにすること。また、お体が不自由なご主人さまが快適に過ごせるよう動線にも気を配りました。
提案内容はもちろんですが、担当の方との相性が一番です。打ち合わせでこちらの考えや気持ちをしっかり受けてもらえる安心感は大きかったですね。庭に面した和室をLDKにする予想外のプランだったが、3Dパースを見てすごくイメージが湧いたんです。特に足が不自由な主人の生活を考慮した動線がよく考えられているなと。さらに、うち・そとをつなげて庭を楽しむという暮らし方も新鮮だった。以前とは家や庭に対する見方が変わりましたね。今回のリフォームで将来の暮らしを見通すことができ、楽しみが増えました。それに「終の棲家」と考えてのリフォームですから、アフターフォローの体制も重視しました。実際の工事中も、現場の大工さん含めてとても丁寧に対応くださり満足です。
広々とした庭に面していたのが2間続きの和室。しかしふすまや障子で仕切られていたため開放感はあまりありませんでした。今回思い切ってひとつの大空間とし、さらに床の高さをそろえた外のデッキを設けたことで、視覚的にも床面が大きく広がりました。窓を開け放して、なかとそとを自由に行き来できるのも魅力です。
室内の床面と同じ高さでつながるデッキは、窓を開け放てばLDKとの一体感が魅力。「いままでは2階の生活だったので、実は、お庭を意識することがあまりなかったんです。これからは屋外ソファを置いてお茶を楽しんだりしたいですね」。うち・そとがつながる開放的な空間は、愛犬ものびのびうれしそう。
リビング側の壁には、調湿機能を備えたエコカラットでアクセントを。空間の大きさに負けないよう、すこし大判のデザインのものをセレクト。また、抜けない柱を生かした格子の間仕切りはほどよい目隠しにもなっている。格子の奥には、ちょっとしたワークスペースとしても使えるカウンターが設置されている。
照明はダウンライトですっきりまとめて、高い天井高を強調。開口部とキッチン上部に間接照明を入れ柔らかな光の演出を施した。キッチンの天井部分は、格子とそろえた木目のクロスで空間に変化を。
キッチンは手元が隠れるものをセレクト。片付けに時間がかけられないときも、LD側から雑然として見えないようにしたかったそう。また引き出し収納も奥まで見やすく、出し入れしやすい。「ここからテレビもお庭も見えるし、いままでのキッチンと違って、家族とおしゃべりできるのもいいですね」
以前のLDKだった場所は夫婦の寝室に。とても広い空間を生かして、セカンドリビングを設けた。来客があったときなどの居場所としても便利。寝る前の時間、子どもたちが来て一緒におしゃべりするのが日課になっているそう。WICへの動線もスムーズで、ぱっと見て洋服やモノが探しやすいのも助かっているとのこと。
「終の棲家」として、年齢を重ねたときにも暮らしやすい家にしたいと考えていたお施主様。特にお体の不自由なご主人が快適に過ごせることが必須でした。そこで、寝室からWICを経て、トイレ、洗面所、浴室まで通り抜けができる動線を確保。寝室と水回りが近いことで、家族の手助けがなくても楽に生活できるように。