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設計、監理を担当
静寂な住宅地の角地に建つ住宅です。建主はこの敷地を生かした開放的で、合理的な住空間を要望されました。敷地面積に対する建築面積、床面積の割合は、50%(建ぺい率)と100%(容積率)。さらに角地であったことから、建ぺい率は+10%で、合計60%。これらの床面積の割合を契機に設計を始めました。
1階は敷地面積の60%を確保できるのに対し、2階は残りの40%ではありますが、20%は床は無くても、20%の吹抜空間はつくれます。よって、100%の容積率ではありますが、120%(60+40+20)の住空間を確保できます。
そこで、1階にLDKを配置し、その上部に20%の大きな吹抜を配置しました。この吹抜は、敷地のほぼ中央に位置しており、この吹抜を生活の中心に、玄関や駐車スペース、各居室やバルコニーで取り囲みました。結果、この床の無い20%の吹抜を介して、生活の視線が交差し、採光や通風も確保された住空間となっています。