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設計、監理を担当
住宅密集地の角地に建つ3階建ての住宅です。角地の中でも南側道路を含む場合は建ぺい率の10%の緩和がありますが、それと引き替えに2方向からの道路斜線と2方向からの高度斜線と、敷地の4面から斜線という建物の高さを抑える制限がかかります。今回の計画ではこの法的な制限をかわしながら、住まいの空間を最大限に確保しました。
2階のLDKは水平方向の広がりを確保するため、オーバーハングしながら建ぺい率いっぱいに床面積を確保し、垂直方向は3階の床面積に影響のない範囲で、小さいながらも敷地の角側に吹き抜けを設け、その上部に折れ曲がったハイサイド窓を設置し、視線を高い位置に誘導することで広がりを感じられるようにしました。
また、道路と敷地に高低差があり、さらには頻繁に車が通る角地ということもあり、手すりと建物のガードを兼ねた道路斜線の緩和が受けられる上限の高さ1.2mのコンクリート塀を隅切りラインに沿って設置することで、角地に建つ建物としての設えをデザインの一つとしています。