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設計、監理を担当
ご夫婦共に北海道出身である建主。
寝室と浴室、トイレ以外は扉が無く、各スペース同士が繋がり、広がりのある大らかな住空間と、家中何処にいても温度差の少ない空調設備(全館空調)が求められました。
ご夫婦共に北海道出身である建主。
寝室と浴室、トイレ以外は扉が無く、各スペース同士が繋がり、広がりのある大らかな住空間と、家中何処にいても温度差の少ない空調設備(全館空調)が求められました。
そこで、建ペイ率が40%であり、十分に外部空間を設えることが可能な敷地であることから、1階にリビングを配置し、それと同じ広さの中庭を隣接することでリビングの広さを加速させました。
1階のリビングの天井高さは3mを確保しながらも、玄関側のキッチンやパントリーは全館空調のダクトルートとしているため、2.3mと低く抑え、天井の高低差により各スペースに表情を与え、また、2階の床は1階のリビングの天井を3m確保するために、スキップフロアになっており、1階とは反対に床の高低差により各スペースに表情を与えました。
さらに各階の全館空調の吹き出し口は「壁吹き出し」のため、15センチ以上の壁面が必要となり、所々に折り上げ天井となっているが、前述の床や天井の高低差の中に溶け込むように設えています。
結果、扉の代わりに天井や床の高低差によって各スペースの敷居として認識することができ、広がりのある住空間となっています。