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設計、監理を担当
この住宅は、守山区川東山に建つ専用住宅です。計画地は、高台にある住宅地にあり、遠くの景色が望め、周辺には、ほどよく緑が残っています。北側に5m以上下がった傾斜地ですが、この計画では、コンクリート擁壁を造って、土地を造成するのではなく、その土地に、もともとある地形や植生を生かすことを重視して考え、既存の風景を残しながら継承することを目指しました。また、低層で周辺に調和するよう、南側は地上２層、北側は地下1階・地上2階という断面構成とし、大きなボリュームではなく、スリットや大面の開口を用いることで、風景を突き抜ける「大らかな構え」になることを狙いました。
遠くの景色が望めることと、高い気密性・断熱性を得ること
階段室に設けられたスリット窓は、縦に長さ7.2mあるだけでなく、そのまま折れ曲がり水平に3.2mもの長さにおよぶ。その間、２階レベルでも、屋根レベルでも横断する梁のない開口部となっている。また、さまざまなスペースのハブになる階段室にあることで、暗くなりがちな建物の中央部と、地階に光をもたらし、明るい２階とを緩やかにつなげている。こうして明暗の違う３層分の空間に明るさをもたらすことで、住宅全体の明るさをコントロールする装置となっている。
大手ハウスメーカー、パワービルダー、工務店、設計事務所など20件近くの間取り図を精査して最も優れた間取り図を提案いただいたのがD.I.G Architectsでした。
打ち合わせで確認完了が取れた事案であっても工期ギリギリまで検討してくださる方で、優れた妙案や奇策があれば随時提案してくれます。
費用対効果に対する意識も高く、施主希望に対して他に安く済むものやお金をかけてもあまり効果のないものについてちゃんと指摘をしてくれます。
建築家としての引き出しの多さと提案力が一番のメリットといえます。
デメリットとしては大手ハウスメーカーと比べて打ち合わせの回数が多くなることですが、設計事務所に頼んで家を建てるユーザーの場合、打ち合わせの数が多いのはむしろメリットになると思います。
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