マンションリフォーム・リノベーション

Kitashirakawa Apartment

エリア:

京都府左京区

内容:

京都大学の近くに位置するマンションの全面リノベーション。もともとは3人家族で住んでいた80㎡の3LDKのマンションを、ご夫婦二人が快適に過ごせるような住まいに作り変える改修です。
クライアントさんからのご要望は、南東の角部屋で結露がひどいのでなんとかして欲しい、キッチンのところに動線が集中してしまい使い勝手が悪く、もともとのリビングへの動線があまり役に立っていない、衣替えをしなくても良いようなウォークインクロゼットが欲しい、畳コーナーが欲しい、ご主人の書斎コーナーが欲しい、というご要望でした。
コンクリートの壁式構造のため、間仕切りの制約をかなり受けましたが、キッチンの位置を変えてオープンキッチンとし、メインの動線を部屋の中央部に変更して、そこから各部屋や水廻りに行けるようにプランニングしなおしました。また、従来は一方通行の間取りであったものをぐるぐると廻れる回遊性のあるプランにしています。
結露対策としては、開口部のガラスを真空ガラスに変え、内サッシや断熱性能のあるブラインドに変えています。また躯体の断熱材も15mmと薄かったので、厚く吹き直し断熱の折り返しエリアも広げています。床は暖かみのある胡桃のフローリングを使用して、ひんやりしないような素材を選びました。キッチンカウンターや玄関収納も床の胡桃に合わせた突板を使用しています。
収納については、玄関廻りの収納を細かく増やし、キッチン廻りに奥行きが20cmから30cmの棚をたくさん設けたパントリーを設置したり、畳コーナーの下も収納にするなどしています。
撮影:岡田大次郎

SpaceClip一級建築士事務所

どうやって暮らすか、何が最低必要か、現実的な要素をふくらませながら、建築家との家はできあがっていきます。でも出来上がったものが本当に現実的過ぎては面白くない。現実と創造のエッジの部分に良い住宅はあると思います。 モノにあふれた世の中ですが、自分に合うピッタリのモノに出会うには、かなりの苦労を必要とする気がします。そして、住宅、オフィスビル、商業空間、といったさまざまな建築が広い分野で注目を集める中、たくさんのモノの中に一番欲しい「普通のモノ」が少ないことに気づきます。 「不便なモノ」、「余計なモノ」、「過剰なモノ」そんなものを払いのけて、できるだけシンプルに、心地良く、快適に、普遍的に使えるモノを目指して、ものづくりができたらと思います。

この専門家のプロジェクト一覧