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設計、施工、監理、プロデュース・コーディネートを担当
賃貸で暮らしていた部屋を購入するタイミングでリノベーションをされたI様ご家族。
住み慣れた我が家をより快適にするためにこだわったところのひとつが、自然素材の利用と対面キッチン。
「もともとは壁向きで外の光が入らず、閉塞感があったキッチンだったので明るい対面キッチンが希望でした」と奥様。
しかし、パイプスペース(通称:PS)の関係で対面キッチンが難しいことが判明。
マンションのPSは共有部分となり位置移動ができないため、キッチンの場所を移動する場合、排水がスムーズに流れるための勾配が必要となります。
「『床を20cmくらい上げれば、対面キッチンにできます』と言われたのですが、ちょうど作業台のところに梁があったため、床から天井までの高さがどうなるか不安でした」
解体したところ、PSから室内の引き込み口が予想よりも下の位置にあったため、結果として10数cmの床上げで収まり、「男性がキッチンに立っていても天井の低さは気になりませんでした」とのこと。
床材はオークの無垢フローリング、壁・天井は漆喰(LDK)、珪藻土(寝室)とこだわりだった自然素材も使用。
「無垢のフローリングは裸足でも気持ちいいですし、悩みだった結露からも解放されました」
知り合いの家具職人さんがオリジナルで制作してくれた無垢の扉も漆喰の壁とオーク床によくマッチしていて、I様のこだわりが光っていました。
もう一つの大きな特徴が、広く取られた玄関土間とそこから直接入れてキッチンまで続く大容量のウォークスルークローゼット。
土間はお子様が小さい頃はバギーを、大きくなった今は子供用の自転車やキャンプ道具をスッキリとしまう事ができて、便利とのこと。
クローゼットもたくさんの洋服をかけることができ、「片付けが楽になりました」と笑顔で語ってくださいました。