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設計、施工を担当
42㎡という限られた面積をいかに広く、各所にある窓から光を取り込みながらどう構成するかをテーマに、ホテルライクでグレイッシュな空間を目指した。 元々北側の玄関は暗く、廊下を経由して各部屋につながっていたものを、廊下を無くし、玄関とLDKをひとつながりの空間にすることで、南西の窓から光を取り込み解放感のある空間となった。タイル敷きの床は床暖房も設置し冬でも暖か。壁面の塗装は施主様自ら行い、機微の陰影を楽しむことができるポーターズペイントを。各所の間接照明はシーンに合わせてライティングできるようになっている。キッチンの天井ルーバーはグレーを混ぜた自然塗料で塗装し、木の風合いも残しつつ空間にマッチした色合いとなっている。トイレの位置はそのままに、北側の窓から1日中安定した光を取り込むために、スリットの入った扉を採用した。室内窓とガラス扉の入ったドアを隔てた東側には、ベッドルーム・クローゼット・洗面・洗濯・お風呂をひとまとめの空間としたオンスイートバスルームとなっている。 小さくても理想を描き切った暮らしに広がりがありますように。