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15坪の土地に建つ15坪の家です。建て込んだ住宅街に建つ小さな家ですが、いつも開口を目一杯に開けて暮らせます。夏はデッキの床下から屋根裏に風が抜けます。冬は陽射しを最大限に取り込んで暮らせます。東京の冬は快晴率が高く上手く陽射しを取り込めば暖房が要らない事も多いのです。あれもこれも備えた家ではありません。狭い中で快適に暮らす為、何が大切かを話し合って、取捨選択を繰り返しました。限られた条件の中でこそ良い家が出来る事も多いのです。
法定床面積は52平米ですが、デッキや屋根裏を含む施行床面積は72平米です。
2階建ての軒高、側面に掛かる北側車線、建ぺい率と道路斜線の中で最大の容積と使い勝手を考えた結果です。伊達や酔狂ではありません。 一方でハードエッジでクールなモダンというよりはブリキのお菓子箱の様な可愛らしい物が出来たらとも考えました。 模型ではペンキの塗り分けも考えましたが、途中で事態が変わって、 ほとんど見えなくなってしまう事が判り、色分けはスタディまでになりました。
狭い敷地の中で、人と車の出入りを最大限に容易なものとする、風や陽射しを如何に取り込むか、かつ家族の暮らしを外から守るかとの課題にたいする解答です。
独立した階段が部屋を狭くしてしまう可能性もあります。狭い中で屋根裏への階段を如何に取るか、部屋を狭くしないかが課題でした。
毎日デッキでバーベキューをやる訳ではありません。外には出なくても居間と繋がるデッキの御蔭で随分広く感じます。お向かいの視線も気になりません。
1.4mの高さまでなら屋根裏部屋が可能です。収納としても、お客様の宿泊にも便利です。