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車と音楽が趣味の男性一人の住宅です。1階にダイニングキッチンと防音スタジオを配し友人たちと音楽を楽しんだ後、隣のダイニングキッチンでバーのように楽しむ。そこから大好きな車を眺めながらみんなが集えるように土足にしてあります。2階はリビングと寝室ですがリビングもゆっくり音楽を楽しむためにテレビはつけず一人の時間を満喫したと言う思いを形にした住宅です。
私が設計したムクリの瓦住宅を見つけられてお会いすることになりました。今回の住宅も道路側の一番見えるところはムクリの瓦屋根が希望でした。
全館空調を採用していますが、当初パッシブ冷暖を採用したいとのことで小屋裏にアトリウムを作って冬季はアトリウムの温まった空気を循環させることにしました。パッシブだけではすべてを賄うことは難しかったので機械に頼るところは頼り、それ以外は自然の力を使おうとしました。
友人の反応も大変よく、私にも見学会を再度開催してもらっても良いとお言葉をいただきました。1階2階から見える秋の紅葉がすごく綺麗で、もともとあったモミジをうまくレイアウトできたことを感心していただきました。
プラン事態はスムーズに進みましたが、それぞれの仕上げや1階のダイニングキッチンが店舗として使えるように保健所とのやり取りがありました。タイルや床材・設備・照明は各ショールームに行って実際のものを一緒に見て決めていきました。現場が始まって最終仕上げを決めるときも再度一緒に伺って確認して決めました。
全館空調が私も初めての採用であったことと、お施主さんのパッシブをくみ取ることが大変でありましたが、今後の持続可能な住宅としては勉強になりました。
瓦のムクリ屋根がご希望だったので、印象的になるように心がけました。手前がガレージ棟で奥が住居棟です。
カフェバーとして使えるように計画したダイニングキッチン。キッチンは厨房用を採用し大きなカウンターでたくさんの人に座ってもらうようにしてあります。大きなテレビも設置し、スピーカーも置いてあります。趣味の車がガレージから見えるように間接照明もライトコントロールできるようにしてあります。
2階リビングはテレビもおかず間接照明のみの計画とし、お父様の書かれた絵をギャラリーのように飾る計画です。そこで大好きな音楽を聴きながら絵を眺める、そんなライフスタイルを想像されています。
障子を開けると元々植わっていたモミジが2階からも見えます。 このモミジを見るために位置を測量し、建物をレイアウトし、開口部を決定しました。
洗面室・トイレ・浴室をひとつにまとめたワンルームプランです。 狭く見えないように、仕上げを統一しています。 腰から下と床はタイル。上部は桧の羽目板となります。 浴室との境は扉も含めガラスにすることで空間が広く見えると思います。
1階のトイレ。音楽スタジオやカフェバーにもなる計画なので、トイレは小便器も付属させました。タイルはお施主さんと一緒に探した木の葉模様。モダンな中に和のテイストを盛り込んだ小さなトイレです。