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「一度は都心に住みたい」という想いを南青山で実現させたご夫妻。インテリアデザインに関わるお仕事をされているK様が思い描いた住まいは、ご友人から「生活感がない」と言われるくらいとてもすっきりとしたもの。でもそんな見た目とは裏腹に、タイルの割り付けやキッチン、ドアノブなど毎日何気なく目にする細かな部分にこそ、実はかなりこだわってリノベーションされました。その小さなこだわり達が、ご夫妻の心地よい暮らしを支えているようです。
全面ガラス張りのバスルームは、細長い形状の間取りを開放的にする役割を担っています。ガラス張りはメンテナンスが大変では?という質問にお施主様は「シャワーの後にタオルで拭いて、バスタブの奥は水を流すくらいで十分です。水アカがついてしまうので毎日の手入れは必須ですが、その程度です。それよりも、このガラス壁のおかげでお風呂空間に広がりができましたし、お風呂に入ると、お風呂前に設置した本棚が見えるので、それがとても気に入っています。バスタブに浸かって好きな本を眺めながら頭の中を整理したりするのは、本当に気持ちが良いですね。」と仰っていました。
細長い形状の間取りを生かして、廊下にあたる場所をライブラリースペースにしました。 コンクリートむき出しの壁に造り付けた棚は、IKEAのもの。フルオーダーメイドでこだわりが詰まったリノベーション空間ですが、空間もIKEAの棚もシンプルなので、違和感なく納まっています。
玄関に入ると、目の前に広がるのは広い玄関ホールとひとつづきになったリビングダイニングキッチン。 開放的なワンルームのような造りを希望されていたお施主様好みの、明るくて広々とした玄関ホールになりました。収納は、見せる収納スタイルで、むき出しになったコンクリートの壁にシンプルに棚板があるだけのものですが、お施主様のセンスの良さと、棚受けなどの無駄なものが見えないようにするなどの工夫によって、雑多にならずすっきりと見えます。
横幅4.8mという大きなキッチンは、オリジナルオーダーのものです。テーマである「ノームコア(究極の普通)」を体現するような、シンプルでいながらも細部に拘りを持たせた、スマートなキッチンになりました。 天板はステンレス。扉などはホワイトです。キッチンの脇には、ビルトインで洗濯機を入れました。
エントランスからつながっているリビングは、天井が高くて開放的な空間です。奥にあるのは元々の部屋の形を生かしたご主人のワークスペース。造作家具を作らずに、フローリング材や全体の仕上げにこだわりました。