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設計、監理を担当
朝霞の家
ず れ と つ ら な り
家族構成は夫婦2人と子ども2人。これまで長く集合住宅生活をしてきた。「静かに安心して寛げる・・・でも庭があって開放的に暮らしたい」というのが設計依頼を受けたときの言葉だった。敷地は埼玉県朝霞市、最寄り駅から徒歩10分程の住宅密集地に位置する。建蔽率60%、容積率100%の第一種低層住居専用地域。敷地形状は間口10m奥行10mの整形地。北側の袋路は幅4mと狭く、敷地四方に隣家が迫り大開口を設けにくい。駐車場付き30坪2階建て住宅を求めると開放的な庭の確保が難しい敷地である。このような環境条件のもと、「閉鎖と開放が共存」する住宅のあり方を模索しようと考えた。
建物は街なみに対し、ずれた平行四辺形平面をそのまま立ち上げたヴォリュームとした。それにより近隣建物の外壁や窓との正対性を回避する。敷地に生じた2つの三角空地は近隣環境にゆとりを与え、光を通し、風を流す。隣地側の三角空地は奥庭として隣地との空隙となるとともに、その一辺をずれた外壁面と長く接することにより、実際よりも広がりを感じる場所となる。
内壁はずれた外壁と平行に配置し、建物ヴォリュームに呼応した平行四辺形をつらならせた。室配置は閉鎖的な室から開放的な室を道路側から奥庭側へ廊下を設けることなく、段階的に配置した。壁の直交性をなくし、相似形のつらなりとすることにより、多様に距離感やスケール感が変化する。リビングダイニング(以下LD)は1階から屋根までの吹抜とし、奥庭と大開口でつなぎ、奥庭とLDが1つの大きな庭として感じることができる。
開口は窓や扉、枠ともに方形ではなく、日常風景や流通規格からずれたアーチ形とした。古くからかまくらや洞窟などでみられるアーチ形は内と外をあいまいにつなぐ開口として機能する。アーチ開口を内外各所につらならすことにより、内や外、奥庭と1つとなったLD、各室の境界をあいまいにし、街なかにいるような豊かで多様な光や風、人、視線、雰囲気の流れ、広がりをつくり出す。
ずれた「平行四辺形とアーチ開口」のつらなりが、住宅密集地という住環境や日々の生活における様々な事象を豊かに相互補完する。この「ずれとつらなり」により、閉じながらも大らかで豊かに開放的に感じることができる住宅のあり方を示したいと考えた。
テラスと開放的につながるリビングダイニング 庭に屋根までの高さを持つ外壁を設け、その外壁の開口は内部と同じアーチ形状とした アーチが内外に連なることにより、空間領域の感覚を操作 庭の内部化、リビングダイニングの外部化を行う プライベートを保ちながらも明るく開放的に広がりのある空間をつくる
大開口の吹き抜けリビングとテラス 庭に屋根までの高さを持つ外壁を設け、その外壁の開口は内部と同じアーチ形状とした アーチが内外に連なることにより、空間領域の感覚を操作 庭の内部化、リビングダイニングの外部化を行う プライベートを保ちながらも明るく開放的に広がりのある空間をつくる
大開口の吹き抜けダイニングとテラス 庭に屋根までの高さを持つ外壁を設け、その外壁の開口は内部と同じアーチ形状とした アーチが内外に連なることにより、空間領域の感覚を操作 庭の内部化、リビングダイニングの外部化を行う プライベートを保ちながらも明るく開放的に広がりのある空間をつくる
大開口の吹き抜けダイニングとアーチ開口、テラス アーチが内外に連なることにより、空間領域の感覚を操作 庭の内部化、リビングダイニングの外部化を行う プライベートを保ちながらも明るく開放的に広がりのある空間をつくる
アーチの室内窓が吹き抜けを介し、リビングダイニングにやさしい光を届ける アーチが内外に連なることにより、空間領域の感覚を操作 庭の内部化、リビングダイニングの外部化を行う プライベートを保ちながらも明るく開放的に広がりのある空間をつくる
リビングライニングと大開口でつながる土間テラス 庭に屋根までの高さを持つ外壁を設け、その外壁の開口は内部と同じアーチ形状とした アーチが内外に連なることにより、空間領域の感覚を操作 庭の内部化、リビングダイニングの外部化を行う プライベートを保ちながらも明るく開放的に広がりのある空間をつくる
リビングダイニングとつながるテラス 庭に屋根までの高さを持つ外壁を設け、その外壁の開口は内部と同じアーチ形状とした アーチが内外に連なることにより、空間領域の感覚を操作 庭の内部化、リビングダイニングの外部化を行う プライベートを保ちながらも明るく開放的に広がりのある空間をつくる
大開口の吹き抜けリビングとテラス 庭に屋根までの高さを持つ外壁を設け、その外壁の開口は内部と同じアーチ形状とした アーチが内外に連なることにより、空間領域の感覚を操作 庭の内部化、リビングダイニングの外部化を行う プライベートを保ちながらも明るく開放的に広がりのある空間をつくる
大開口の吹き抜けダイニングとテラス 庭に屋根までの高さを持つ外壁を設け、その外壁の開口は内部と同じアーチ形状とした アーチが内外に連なることにより、空間領域の感覚を操作 庭の内部化、リビングダイニングの外部化を行う プライベートを保ちながらも明るく開放的に広がりのある空間をつくる
大開口の吹き抜けリビングダイニング 庭に屋根までの高さを持つ外壁を設け、その外壁の開口は内部と同じアーチ形状とした アーチが内外に連なることにより、空間領域の感覚を操作 庭の内部化、リビングダイニングの外部化を行う プライベートを保ちながらも明るく開放的に広がりのある空間をつくる
吹き抜けリビングとアーチ開口 アーチが内外に連なることにより、空間領域の感覚を操作 庭の内部化、リビングダイニングの外部化を行う プライベートを保ちながらも明るく開放的に広がりのある空間をつくる
大開口の吹き抜けリビング 庭に屋根までの高さを持つ外壁を設け、その外壁の開口は内部と同じアーチ形状とした アーチが内外に連なることにより、空間領域の感覚を操作 庭の内部化、リビングダイニングの外部化を行う プライベートを保ちながらも明るく開放的に広がりのある空間をつくる
2階とつながる吹き抜けリビング アーチが内外に連なることにより、空間領域の感覚を操作 庭の内部化、リビングダイニングの外部化を行う プライベートを保ちながらも明るく開放的に広がりのある空間をつくる
2階とつながる吹き抜けダイニング アーチが内外に連なることにより、空間領域の感覚を操作 庭の内部化、リビングダイニングの外部化を行う プライベートを保ちながらも明るく開放的に広がりのある空間をつくる
1階とアーチでつながるスタディスペース アーチが内外に連なることにより、空間領域の感覚を操作 庭の内部化、リビングダイニングの外部化を行う プライベートを保ちながらも明るく開放的に広がりのある空間をつくる
スタディスペースのアーチ開口から中庭を見る アーチが内外に連なることにより、空間領域の感覚を操作 庭の内部化、リビングダイニングの外部化を行う プライベートを保ちながらも明るく開放的に広がりのある空間をつくる
アーチの室内窓を開けると1階のリビングダイニングにつながる アーチが内外に連なることにより、空間領域の感覚を操作 庭の内部化、リビングダイニングの外部化を行う プライベートを保ちながらも明るく開放的に広がりのある空間をつくる
道路側へのプライバシーを配慮した外観 袋小路の道路入口から見るとファサードがお迎えをしているように、道路に対して斜めに建っている
道路側へのプライバシーを配慮した外観 袋小路の道路入口から見るとファサードがお迎えをしているように、道路に対して斜めに建っている 敷地内の三角に余ったンクリート舗装部分は駐車スペース
道路側へのプライバシーを配慮した外観 袋小路の道路入口から見るとファサードがお迎えをしているように、道路に対して斜めに建っている 道路側はプライバシーを保つために窓配置に配慮
無垢材の玄関ドアとアーチの欄間ガラス 欄間ガラスが玄関ほーるに明るさを与える
無垢材の玄関ドアとアーチの欄間ガラス 欄間ガラスが玄関に明るさを与える 1階内部床は外床から連なるようにモルタル仕上げとし、 内部開口の形状も外からアーチが連なり、内外の空間領域の間隔を操作
玄関からリビングを望む
玄関ホールにある洗面スペース 内部はアーチ形状が連なっている アーチが内外に連なることにより、空間領域の感覚を操作 庭の内部化、リビングダイニングの外部化を行う プライベートを保ちながらも明るく開放的に広がりのある空間をつくる
アーチでつながる開放的なキッチン アーチが内外に連なることにより、空間領域の感覚を操作 庭の内部化、リビングダイニングの外部化を行う プライベートを保ちながらも明るく開放的に広がりのある空間をつくる