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中野の住宅地の中の少し奥まったところに建つ、夫婦2人の時間がゆったりと流れる住まいです。
「緑」をテーマに、夫妻が背伸びすることなく、普段どおりの姿でのんびりと暮らし、いつも一緒の大空間LDKではなく、それぞれの場所をきちんと作りたい、とのことから、中庭を囲んで、ダイニングキッチンと、少し高くなったリビングをL字に配置しています。
また、その奥にはご主人のこだわりであった本格的なオーディオルームを配置し、庭とオーディオルームを挟んで互いが見え隠れすることで、いろんなシーンができるようになっています。
ダイニングキッチンは土間を採用し、コンクリートブロックで作ったキッチンとお祖父様の家の壁材を作り替えた収納を合わせることで、新しいものでありつつも、古き良き日本の佇まいを持つ場所となっています。
リビングにも、お互いが気持ちよいと思うモノや素材、そして同じく引き継いだピアノを合わせて自分達仕様の空間をつくり、屋根には自然の力による断熱を兼ねた野芝を載せ、2階の洗面から自然の移ろいを眺められるようになっています。
その他にも、玄関と中庭に趣味の自転車を置ける土間、自分たちのためのスタディコーナーにロフトなど様々な行為のための場所と、お気に入りのアンティークテーブルを洗面に作り替えたり、施主施工で黒板壁塗装をしたり、中庭に祖父の代から育っていたアジサイを引き継いだりと、それぞれの部分をご夫妻の感覚に合わせてしっかりと作っていくことで、新しいモノなのに、ずっと前からそこで暮らしていたかのような柔らかな雰囲気を持つ住まいになっています。
SE構法を採用することで、2階の制約を受けない自由な1階を作っています。
ご主人の趣味のオーディオルーム。 床材はカリン、天井高さ3mにこだわった音を聞くための部屋です。 壁材:シナ合板
キッチンと繋がるダイニング。 緑の壁はマグネット塗料を下地に黒板塗料を塗った黒板壁で、お気に入りの物をピンナップしたりメモをする場所になっています。
2階の洗面の前には、リビングの屋根にある草屋根があります。
キッチンからダイニング越しに中庭を見ています。 中庭に自然に出られるように、土間床は低めとしています。
中庭に繋がる土間のキッチン。 ブロック積の脚にシンクを一体溶接した天板を載せたシンプル作りに、お気に入りのタイルを貼り、建て替える前の家の壁材を収納に用い、新しいけど馴染むキッチンを作っています。
中庭を挟む形でダイニングキッチンから連続するリビング。 天井を低めに設定することで目線を低く、中庭を臨む場所となっています。