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世田谷の周囲を3階建てばかりに囲まれる住宅密集地の中に建つ、奥様のためのアトリエと、ご主人の趣味のための庭が程よい距離で共存する住宅です。
南北に長い敷地の手前と真ん中と一番奥の各層にプライベートな庭を5つ取り込むことで、家の奥まで光を取り込み、いつでも風の流れる環境と、プライベートで心地よい住まいをつくっています。
1階の正面に設けた広い庭は、ご主人が趣味の自転車いじりや日曜大工を楽しむ場所であると同時に、来客を迎えるエントランスとしての顔も持ち、中央に設けた中庭は3階まで吹き抜け、家で仕事をされる奥様のアトリエと、家ではのんびりしたいご主人の生活領域との緩やかな境界となり、リビング、ダイニングキッチン、寝室、書斎といった居室の全てが、庭を挟んで繋がるように構成しています。
2階にはリビングから繋がる大きなテラスと、ダイニングに繋がるプライベートバルコニー、そして浴室からテラスを繋ぐバスコートと、それぞれの場所に繋がる3つの性格の異なる庭を持つことで、同じフロアでありながらも、それぞれの時間を楽しむことができるようになっています。
5つの庭を建物全体に配置することで、いつでも明るく自然の風が抜ける環境を実現し、それぞれの場所でのシーンを大切に、5つの庭に繋がるいろんな場所を丁寧に作ることで、日常の慌ただしさを忘れてゆったりと過ごし、ピロティで割った薪をリビングの薪ストーブに使って料理も楽しむという、そんな自分達だけの家だからからこそ実現したいこだわりを、メリハリのあるコストバランスと施主との密なコミュニケーションで、すべて盛り込んだ住まいです。
吹き抜けと薪ストーブのあるリビング。 密集地の3階建ての2階にあるリビングで、奥行きのある広いテラスと大きな窓を持つことで、間口の狭さを感じない場所を作っています。