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設計、監理、インテリア、エクステリア(庭・外構)、土地・物件探しを担当
都心から少し離れた郊外に建つ住宅
この建物のコンセプトは敷地全体に穴のあいた南勾配の大きな屋根を配置し、穴のあいた部分を広場とし各要素を広場に接するよう配置した。そう、広場は子供たちにとって走り回る遊び場でもあり勉強部屋でもある。そして、敷地全体をつかうことでマチに対して圧迫感を与えないようにセットバックし、かつ手前道路部分を一層建てにすることでマチに溶け込む。大きな屋根に包まれたその空間は広場からの光や風と共に笑い声に包まれるだろう。
お施主様が最初にだした要望は中庭だった。お子さんは小学校にあがる前の元気な男の子がふたり。子どもたちのために、思いきり走り回って遊べる場所を家のなかにつくりたいと考えていた。名古屋の郊外の広い土地だったからスペースの制約はない。どんな庭にしようかと、何度も検討をくり返した。
最初は正方形の庭の案もありましたが、四隅を落として、どの部屋にも面しているようにした方が、より中に庭がある感じが出る。建物全体のバランスを考え、最終的に現在の八角形の芝生の広場に落ちついた。
芝生の広場は特に、ご夫婦ともに「つくって良かった」と心から満足しているという。子どもたちも駆け回っても叱られず、お友達が来てものびのびと遊べる家ですくすく育つ。緑とともに気持ちよく暮らせる家は、遊びにきた友人家族の評判もよく、この家を手本につくられた家もあるという。
土地探しの段階から、相談を受け一緒に探し始めた。実際にどんな家が建つか分からないので、この土地はこんな感じなどとアドバイスをして現在の土地に決まった。そこからは基本設計で案を幾つも検討し一緒に考えて今のプランになり工事が始まり竣工となった。
芝生の上で遊び、お風呂から植物を眺める。玄関先にはお施主様が自ら作った前庭もとても素敵に家を飾る。冬になれば、薪を調達してきてリビングのストーブを焚く。ただ庭木を眺めるだけではない、植物や自然と関わる楽しさを良く知るお施主様らしい住まいになったと思う。
すべての部屋がこの中庭に面して解放されている。
道路側の正面外観は高さを抑えシンプルなものとした。
吹き抜けリビングには畳の小上がりと薪ストーブがある。
繋がっているリビング、ダイニングと中庭は一体感がある。
客間として利用できる和室も中庭に面している。
浴室に面して開放的な坪庭を配置することで採光と開放感を確保
キッチンともつながり生活動線も配慮した洗面脱衣室
中庭に面しているから居室をみる
多面的に中庭に面していることでより開放感がある
将来、間仕切れるように子供部屋は大きなワンルーム
中庭を楽しそうに走り回る子供たちを眺める
リビングからダイニング・キッチンを眺める(夕景)
キッチン・リビング・ダイニングすべて中庭に面している
夜は照明に照らされた坪庭を見ながらお風呂に入る
リビングダイニングから中庭をみる(夕景)
中庭を介して繋がっていることでどこにいても気配を感じる