戸建リフォーム・リノベーション

家族と犬がのびのび暮らすパッシブソーラのエコリフォーム

実施エリア:

長野県上田市

実施時期:

平成21年3月

延床面積:

339平米

築年数:

25年

内容:

母屋と離れに分かれていた大きな2世帯住宅を一体化し広いリビングダイニングを設けました。また使われていなかった2階を主寝室や子供部屋に再生し、格式のある1階の座敷や広縁などはそのままの状態を残しました。リビングダイニングは小さな中庭や新たに補強した耐震壁などによって広い空間をいくつかのコーナーに分節することで落ち着いた心地よいスケール感の空間となっています。
 屋根面で集熱した太陽熱を床下経由で室内に循環させるOMソーラーシステムや南面した広い土間テラスでの太陽熱のダイレクトゲインなどのエコロジカルな仕掛けを導入し、冬は薪ストーブ+エコシステムによって石油ヒーターやエアコンを使わない生活を目指しています。また夏は中庭を活用した通風経路の工夫や断熱材の補強によりエアコンを使わない予定です。
 LDKの一角にはワークデスク/本棚/ベンチが一体となった造作家具を設け、家族が思い思いの活動をしつつもこの部屋に集まっていられるようにしました。また寒い廊下で隔てられれていた浴室/トイレをリビングダイニングに直結することによりヒートショックを低減しました。 部屋の一隅には大切な家族であるチャロ(犬)のゲージがあり、室内とテラスを行き来できるようになっています。愛犬仲間の集まりに便利なリードフックを各所に設けるなどの工夫もなされています。
 その他、自然素材(無垢フローリング、珪藻土壁、ウッドチップクロス)、雨水利用、既存資材の再利用、DIY(床/パーゴラの塗装)などにもこだわっています。 

宇野健一

空間から場所へ アトリエグローカルの目指す設計は、見た目の格好よさだけを重視したカタチ優先のデザインではありません。人が暮らし、様々な生活行為が営まれることで、はじめて空間は場所へと命を吹き込まれると考えます。 私たちは、心地よく、楽しく、安全で、夢や思い出がたくさん詰まった「場所づくり」を目指します。 地域から地球へ 建物の建つ場所の気候風土、まち並み、コミュニティなど様々な地域特性との調和を大切にした設計を心がけます。一方、ひとつの建物をつくることは、資源・エネルギー・温暖化などの地球環境、あるいは世界経済などとも深く関連します。私たちは設計活動を通して地域に根付きつつ、地球の将来に対しも責任ある態度で貢献したいと考えます。これは私たちの事務所の名の由来でもあります。 プロセス重視の設計手法 私たちは、お客様との対話や共同作業(ワークショップ)などを通して、お客様のニーズを的確に理解し、時にはお客様と一緒に新たなニーズを発見しながら設計を進めたいと考えます。建築家からの一方的な提案や、お客様のご要望を表面的になぞるだけの設計は行いません。 お客様とのコミュニケーションが、建物への思い入れや愛着を育む一助になるような設計プロセスを心がけます。