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設計を担当
沖縄北部の離島、古宇利島に別荘を設計デザイン。
インテリアデザインSou. とのコラボレーションで、建築とインテリア空間のあいまいな境界を探った。
その境界では強烈な日差しや風をやわらかい光・風、そして眺望に入れ替える。
沖縄の、東シナ海のおおらかで厳しい大自然を、建築で切り取り、インテリアで取り入れる。
ゆったり感を担うのはやはりリビングルーム。2〜3階吹き抜け、高さ4.5mほどのリビングは「ぶかぶかの空間」をテーマにしました。リゾート気分を味わうには日常から離れるだけでなく、刺激とゆったり感の抑揚が必要。私たちはそう考えたのです。
そのなかでもバスルーム付きのベッドルームが一番「刺激的」な場所。南側と西側に窓を置いたので、時刻による日の色と強さの変化を楽しんでもらえます。
部屋の広さと数を確保するだけだったら2階建てでも充分だったのです。それをあえて3階建てにしたのは、屋上の高さにこだわったから。 1階部分をピロティにして全3階の建物に仕上げたことで、屋上からの360°パノラマの景色を実現。近くの遠見台に行って周りの地形を調査しながら必要な高さを設定、ベッドルームからのサンセットの見え方も何度も確認しました。 一方、「曖昧な境界線」というのは弊社の設計の特徴でもあります。せっかくの沖縄の豊かな自然、部屋の中にいても楽しんでほしい。 そんな想いから「内側と外側の境界を曖昧に」というテーマを持って、建物とインテリアをデザインしました。