2022/02/08更新0like34271view

著者:SUVACO編集部

リノベーションならでは!柱と梁を残した素敵なおうち

建物の構造上どうしても必要になる梁と柱。隠してしまうとすっきりしますが、スペース的に無駄が出ますよね。だったら天井や壁で隠したりせずに、構造体もデザインの一部としてお部屋の眺めに取り入れましょう。天井に高さが出ればそれだけで開放的に、壁がなくなれば本当に広さを実感できますよ。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

梁を室内デザインとして利用

マンションの躯体コンクリートの梁を出しました。天井、壁は白に塗り、あえて梁の部分はコンクリートむき出しに。垂直に交わる太さのある梁がデザインとして生かされています。梁に平行に配置されたスポット照明とよく合いますね。

躯体梁と柱だけ 思い切りシンプルに

こちらもマンションの梁と柱を生かした事例です。構造体以外の壁は作らないことで最大限に広く開放的にしました。間仕切り代わりに暖簾風に布を天井からつるすと目隠しになります。必要な間仕切りは最小限にするとシンプルライフが楽しめます。

筋交いの木柱で温かみのある雰囲気に

木の梁と柱天井の素材を揃えることで温かみのある空間に。
壁のタイル風のデザインともよく合います。筋交いを壁で隠さなくても、こうしてデザインとして取り入れるのも面白いです。

ポイントはむき出しの「ラチス梁」

実家に隣接の、空いていた祖母の家をリノベーション。
木造だと思っていたところ、現地調査の際に軽量鉄骨造だと発覚!上下2本の弦材の間にジグザクに組み立てた梁である「ラチス梁」を見た瞬間、施主も専門家も「これは生かすしかない!」と直感したそう。夜は梁の陰影が浮かびあがって幻想的な雰囲気になったり、物干しバーを取り付けたり、デザイン面も実用面でも魅力的。

梁に間接照明 柔らかい光が部屋を包み込む

こちらもお部屋全体の天井をなくし、吹き抜けに梁と柱が見えています。
間接照明で天井部分を照らすことで柔らかい光がお部屋全体を包んでくれます。
水野 友洋「ピアノのある家」

梁の力強さ 古民家のリノベーション

古民家をリノベーション。
古くからの梁、柱を残すこともそうですが、耐震面から新しい柱に建て替えた部分もあります。残せるものは残して、足りない部分も協調性を持たせながら補完していくとおうちの寿命は長くなります。

柱をインテリアとしてフレキシブルに使う!

古い、増築を重ねた木造アパートのリノベーションです。柱をじゃまなものとして扱ってしまうのではなく、新たなインテリア要素として積極的に採り入れ、真っ白なインテリアの中で浮かび上がって見えるように演出しています。実用面でも、収納/間仕切りとして使用出来るようにしました。

長くツヅク家

スケルトンで引き渡された、力強い骨格をあらわにした2階建ての木造住宅。
仕切りをつくらず、柱と梁を生かし空間にメリハリをつけました。様々なつながり方のできる幾つかの部屋がこの土間に接して並んで柔らかい光と風が通ります。

黒い柱 インテリアアクセントに

両親から譲り受けた築30年の一戸建てをリノベーションした家族5人の住まいです。
陽当たりのよい2階にLDKを移動し、大きなLDKを設けました。間取り変更の際に抜けない柱がありましたが、黒のスチールの円柱に変更したことで、すっきりとした空間のアクセントとなっています

柱を飾り棚に

築浅住宅のリノベーションです。一番のこだわりは、耐震性能を保ったままできるだけ開放感を得られるように抜ける柱や壁を精査し、必要な柱や壁も活用できるように工夫したところ。

2階のLDKに残した柱は間に板をわたして飾り棚にしたり、1階の子ども室に残した壁はお子さんが絵を描いたりして遊べる壁にしました。

柱が作り付け家具の一部として佇む

和風の古家のリノベーションです。既存の面影を残し、日本家屋の佇まいの中に新しいライフスタイルをつくりました。和モダンな空間の造りつけ家具の一部となった柱は、存在感がありつつも調和がとれています。この部屋を主張する柱としての力強さと、木のぬくもりが感じられます。

住みながら手を入れられる余白

きちんと安全性を確保した上で、住み手が楽しみながら手を入れる余白を残した住宅のリノベーションです。

間仕切りをなくし、ライティングレールに付ける照明はコードを伸ばして天井の梁を手掛かりに自由に固定、キッチンには天井からハシゴを吊るし、S字フックをかけて調理器具を吊るせるようにするなど楽しい雰囲気に。既存の梁や柱を生かしたたたずまいには、どこか懐かしいと思える存在感があります。

中心にシンボルの階段

家族3人と猫4匹が住む、築70年の古民家のリノベーションです。

築70年という長い時を経た家に、手を入れる部分と残す部分のバランスを大切にしながら、同時に快適さも実現しています。国産杉の構造用合板パネルで組まれた階段は、手すりと棚を一体にした家具でもあり、この家のシンボルとなりました。

豊かな開放感の中にある柱

都内の閑静な住宅街にある、代々受け継いできた、夫婦と子供2人の住まいです。

家の良さを活かしながら、家族の生活スタイルにに合わせて変化することで、何とも言えない新しいたたずまいとしました。LDKにある吹き抜けの大谷石の土間には薪ストーブを設置。庭につながる大きな開口の窓と勾配天井の吹き抜けで豊かな開放感を感じます。

天井を上げて梁をみせる

天井部分を現しにすることで広がりを感じる空間になりました。
間仕切り壁をなくしていますが、梁と柱でコーナーが分かれています。床は珍しいミモザ(アカシア)のフローリング貼り。濃淡の木の表情がユニークです。

現し梁にハンモック

天井梁とDIY塗装の壁の白、ざっくりとした風合いの足場板フローリングでどことなく外国映画の隠れ家のようなインテリアになりました。
あらわしの梁を利用して部屋の真ん中に取り付けたハンモックの赤が、ピリリと良いアクセントです。

プレキャストコンクリートの天井

築29年の公団住宅のリノベーション。
構造部分以外の壁をできるだけ取り払って間取りを整理しました。天井は、解体時に出てきたプレキャストコンクリートをそのまま残して仕上げています。等間隔のラインが美しく、インテリアのアクセントとなっています。

柱がアクセントに

5人家族が楽しく暮らす住まいです。
天井の高さ上げることで開放的な空間へと生まれ変わりました。
広々としたリビングダイニングは構造柱を残すことになりましたが、鮮やかなブルーのハンモックを取り付けて、家族のお気に入りの場所に。

コンクリート現しの梁

南向きの日当たりの良いマンションのリノベーション。
せっかくの採光を壁で遮るのはもったいないと、内装壁をすべてはがしスケルトンにしました。コンクリート現しの天井と梁、木仕上げの壁が潔く素敵です。
柱や梁はおうちを支えてくれる大切なものです。この柱がうちを支えてくれているんだなと、毎日感謝しながら生活できるおうち。なんだかとっても安心感に包まれた生活ができる気がしますね。

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