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「安全性を確保した上で、住みながら手を入れられる余白を」
気になる建物の基本的な性能部分に関しては、リビタが建物を一度スケルトン化(構造体だけの状態にすること)し、構造の安全性を確保する耐震改修や、環境性能向上のための断熱改修など、第三者機関の検査の実施や「耐震基準適合証明書」の取得など公的な基準を満たすリノベーションを実現している。これを取得している物件は、住宅ローン減税の対象となり登録免許税や不動産取得税の減額といった、税制の特例措置が受けられる。
リノベーション後の間取りは、1階に広い玄関土間とひと続きになったフリースペースがあり、2つの個室、広くて明るい浴室がある。2階は小屋裏が吹き抜けになった広いLDK。「住まい手による家づくり」ができる状態で分譲しているのも特筆すべき点。あえて空間をつくり込み過ぎず、住む人が自分で手を加えていける余地を残している。
照明はライティングレールが中心。そこから照明の電源をとり、コードを伸ばして天井の梁を手掛かりに自由に固定ができる。キッチンには天井からハシゴを吊るし、そこにS字フックをかけて調理器具などを吊るせるように楽しい仕掛けも。
きちんと安全性を確保した上で、既存の良さを生かしてつくり込み過ぎず、施主が楽しみながら手を入れる余白を残した家。今後、中古戸建てのリノベーションのモデルケースとなっていくことだろう。
玄関の右手にある窓は土間空間につながる。2階にはテラスを新設した
現しにした梁や柱がぬくもり感を感じさせる。壁は断熱改修を行い、サッシも交換した
1階は玄関土間と一続きになったフリースペース。デスクコーナーもあり、多目的に使えそう
日当りの良い2階をLDKに。どこか懐かしさを感じさせる居心地の良い空間
戸建てならではの開放感が感じられる2階リビング。バルコニーにはウッドデッキを敷き第二のリビングとして使えるようにした
浴室と洗面室はカーテンで仕切りスペースを有効に活用。断熱改修が施されているので冬も安心
駐車場だったスペースを一部庭にしてパーゴラを設置。地面にはウッドチップを敷き詰めた