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設計、施工、インテリアを担当
鉄・木・ガラスを使ったアトリエのような住まい。
1973年築のヴィンテージマンションの1室。床や天井をはがし水回りを除くすべてをワンルームにフルリノベーションした。
鉄、木、ガラスの異素材を自在に使い、居心地のよさを作り出している。
ハイブランドのアンティーク家具も路上生活者の作品も、気負いなく部屋に受け入れるインテリアセンスは学びどころ満載だ。
住みたい家がないんですよ…でも二人ならそれを作ってくれると思うんです!
彼の人柄と熱烈なラブコールに予算300万のフルリフォームという無謀な依頼を断る訳にはいきませんでした。
限られた予算で他にないオンリーワンな空間を作る!
考えたプランは壁ひとつ無い90平米の1ルーム。
全面ガラス張りのバスルームや金網で仕切ったベッドルームなど普通の感覚なら躊躇する様な私達の提案も独特な感性を持つ彼は全て受け入れてくれました。
単に新しくて豪華であることより、背景にあるストーリーまで感じられる空間やモノが好きなんです。
「実用性よりも自分の好みをとことん盛りこんだ非日常感のある住まい」という希望通りの空間になりました。
先ずは理想(完成系)のデザインを提案。
そこから予算に合わせて削っていく作業を行いました。
ヤフオクで落札した部材を施主支給したり、壁や天井は自ら3度塗り重ねて白くペイントしたり…
サンダーで塗料を削ってオイルを塗った玄関の鉄扉は、時間とともにサビが浮き出て、期せずしてアートの趣になっている。
工夫と相談を重ねて作り上げました。
仲間と一緒に既存の仕上げを解体(破壊?)していたり、
パートナーと一緒にツナギを来て天井を塗装していたり、
オークションや知人が譲ってもらった部材をどこかに使えそうか相談してきた姿が印象に残ってます。
予算の関係でルーフバルコニーにウッドデッキは作れなかったけど、彼のセレクトしたセンスの良いインテリアに囲まれたベッドルームから東京タワーと六本木ヒルズが眺める事ができる雰囲気たっぷりの部屋が完成しました。
スチールフェンスの吊り戸が緩やかに空間を仕切り、ラフでアメリカンな雰囲気を演出。と、同時にどこにでも服を掛けられる実用性もプラス。部屋の一角には自前のサーフボード立てを設置している
25㎡あるベッドルームは、ベッドルームは板張りで柔らかなニュアンスに。 白いチェストをヘッドボード代わりにレイアウト。ブラインドの赤いコードが窓辺をセンスアップしている。
ガラス張りのバスルームは、ゲスト用にブラインドも付けている。 木枠の3枚ガラスがパリのショップのショーケースのよう。 置き型のバスタブやグローエのシャワーヘッドはネットオークションなどで気に入ったデザインのものを手に入れた。
白いコンクリート壁に錆び模様のスチールドア