注文住宅

読書する家

実施エリア:

岩手県

延床面積:

106平米

内容:

「こんな空間が好きなんです。」と見せて頂いた写真は階段下に出来た小さなスペースに自分の居場所を見つけて読書する少女の写真。
そして、「昔、実家の階段に座って読書するのが好きでした。」というお話。
そんな楽しげなシーンをそこここにちりばめたらきっと楽しい、そう思いました。
読書するのが趣味のご夫婦。子供達も自然に本を手に取る環境を、と。
この家は、断面構成6層のスキップフロアの住宅です。部屋を移動するごとに、上へ上へと上がっていきます。
いろんな角度や距離から家族と関わることができます。床下の書庫に、リビング壁に、階段脇や出窓の下に、トイレの飾り棚に。
本の置き場をそこここに配しました。また、そういった本のある場所には、そこに居座れるような、読書する居場所があります。
好きな所で、その日の気分で、いろんな所で読書ができる。
それぞれの居場所で読書をしながらも、家族の気配を感じることが出来る。
ちょっとした居場所や佇める居場所をちりばめながら視線や気配の具合を絡めていったら、空間がらせんのようにつながりました。
家族の集まるダイニングを中心に場所場所がスキップフロアで、らせんのように流れるようにつながってゆく。
いろんな距離、見え隠れの具合、それぞれの空間ボリューム。
たくさんのシーンのある楽しげな家になりました。

撮影:上田宏

掘り座卓のダイニング(撮影:上田宏)

玄関ホールからダイングへ上がったところ。ダイニングは掘り座卓式に、キッチンに立った時とダイニングに座った時の視線があうように、キッチンの位置が低くなっています。

リビングから全体を眺める(撮影:上田宏)

リビングから全体を見ます。タタミスペースの襖の向こうにはハシゴがついていて、直接玄関ホールへも行けるようになっています。

テーブル付きのカウンターキッチン(撮影:上田宏)

ダイニングからキッチンを見ます。 キッチンの正面は下の開口部が書庫、上がタタミスペース。ダイニングの後ろはスタディコーナーになっています。

ダイニングからの眺め(撮影:上田宏)

ダイニングから、吹抜方向を見上げると 断面構成がわかります。

リビングからダイニングを眺める(撮影:上田宏)

リビング側からダイニングを見ます。 正面の棚は本棚、出窓の下は文庫サイズの本棚です。

シンプルなベッドルーム(撮影:上田宏)

2階にある主寝室。ハシゴから小屋裏収納へ。

畳スペースから全体を眺める(撮影:上田宏)

タタミスペースから全体をを見ます。タタミスペースには、簾状のスクリーンがついていて、全てを閉めると落ち着いたl個室になります。

開放感のあるスタディスペース(撮影:上田宏)

2階のホール。正面がスタディコーナーで、その右上の開口はお母さんの家事スペース。アイロン掛けなどをします。

畳スペースとつながる階段(撮影:上田宏)

2階のホールから タタミ室を見下ろします。上への階段を上ると、パウダールームのフロアです。

最上階のホールから見下ろす(撮影:上田宏)

一番上のホールから。右手がお母さんの家事デスク、下が子供のスタディデスクです。家事デスクの前に座ると、正面の開口から外の景色が広がります。 この窓は、1階からは、空だけを切り取ります。