家づくりに役立つメールマガジンが届いたり、アイデア集めや依頼先の検討に役立つ機能や情報が満載!
アカウントをお持ちの場合
(OFFのときは写真にマウスオーバーで表示)
設計、監理を担当
大阪市内の商店街の中にある、古い店舗併用住宅を解体し建てかえる計画でした。商店街道路沿いの1階手前部分に店舗が入り、その他は住宅部分として使われていました。
敷地は間口が4.5メートル程度、奥行きは35メートル程度ある奥行き深い不整形で建物が密集し、日光も入りにくい環境でもありました。
今回の計画は、店舗と住宅の建物を別々の棟とし、店舗は商店街沿いに、住宅は敷地の奥に配置して店舗棟と住宅棟の間に中庭を設け敷地の中に採光を取り込み、各部屋から庭の植栽や空が眺められる計画を提案しました。
商店街道路からは店舗越しに中庭の植栽を望むことができ、視線が奥まで届きます。中庭の奥には住宅棟の和室が庭に面しています。和室から植栽を眺めたり、また濡れ縁に出て過ごすことができます。
店舗棟2階は、2階住宅棟キッチンダイニングと細長いデッキエリアでつながり、2階から店舗と住宅を行き来できます。長細いデッキエリアは長いベンチがあり、にぎやかな商店街の中ながらも、目線を気にせず落ち着いて過ごすことができると思います。
中庭が店舗と住宅を切り分ける緩衝材の役割を果たし、また商店街の密集地の環境でありながらも静かに過ごすことのできる屋外空間のある建築です。