2024/05/26更新2like94028view

著者:SUVACO編集部

スキップフロアを活かした、おしゃれなデザインの間取り実例20選

スキップフロアとは、同じ空間の中で少しずつ段差をつけて、中二階や中三階の階層を設置する間取りのこと。
無駄なく空間を使いたい狭小住宅はもちろん、床面積の広い平屋でも床の高さに変化をつけることで、室内に動きが生まれます。家のなかの立つ場所によって見える景色が異なり、日常のちょっとした変化を楽しめます。また、アイデア次第では収納を充実させることも可能。
ここでは、おしゃれなスキップフロアを活かした間取り事例を紹介します。

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▽ 目次 (クリックでスクロールします)

スキップフロアの魅力とは

空間を有効に使うアイデアの一つとして、おすすめなのが「スキップフロア」。
フロアの床の高さをずらし高低差をもたらすことで、空間に奥行きや広がりが生まれるメリットがあります。また、適切な場所に窓や照明計画を行うことで、採光が全体に行き渡り、明るい空間を実現できるのも魅力。
それぞれのフロアがゆるやかにつながることで、いつでも家族の気配を感じることができ、コミュニケーションの取りやすい環境をつくれます。

アイデア満載、スキップフロアで最大限の床面積に

広さ20坪弱の敷地にスキップフロア使いこなした鉄骨造の注文住宅です。
ロフト・天井裏収納など容積率の対象とならない床をうまく使い、スキップフロアを駆使して限られた面積の中で最大限の床面積をつくりました。階段部分は引き出し式収納にするなど収納力もアップ、無駄なスペースのない快適な住まいが誕生しました。
複雑な設計ですが、秀逸な窓計画により一日中明るく風通しも良い住まい

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一日家にいる休日が、楽しく最も贅沢なものに

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変化する太陽の光帯を楽しめる、スキップフロアのダイニングキッチン

プライバシーを守るために周辺から閉じられた室内は、計画された光帯やスキップフロアによる美しい空間が広がります。
リビングから半階上がるダイニングキッチンを見る、光の帯が見えるように設計された間取り。その半階段は、少し腰をかけたり物をしまう収納としても使うことができます。
バスも通る道路に挟まれた三角形の難しい敷地

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プライバシーを守り、ゆったりと光を感じる住まい

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庭をめぐるようなスキップフロアのリビング

敷地内の庭や道沿いの植栽を充実させて、街並みに緑を増やしたいという施主の想いを盛り込んだ平屋の住まい。
広い室内は、間仕切り壁ではなくスキップフロアでゆったりとゾーニングされています。外部のデッキ材と内部のフローリング材を同色にすることで、意匠的な部分にも内外のつながりに配慮した計画で、室内で過ごしていても気持ちの良い外空間を感じることができます。
藤原・室 建築設計事務所「前橋の平屋」

半地下スキップフロアのダイニングキッチン

周囲の自然環境を、室内にいるときは外の景色として、テラスや庭で過ごすときには一体となれるよう、過ごす場所によって楽しみ方を味わえるように設計された住まい。
ダイニングキッチンの天井は、切妻屋根の形をそのままの吹き抜けとし、床はスキップフロアで半地下床に。そして、庭に続く大きなガラス窓で室内とは思えないほどの開放感が実現しています。階段に座ったり、ベンチに寝転んでみたり、自然と家族が集まる場所となりました。

開放感もこもり感もある、スキップフロアの注文住宅

季節によって日照りが難しい葉山独特の環境にある、二世帯の平屋。
「地面に近い暮らし」を希望する施主のために、周辺環境にも馴染むデザインの平屋が生まれました。床を下げたスキップフロアのリビングダイニングは、開放感もありこもり感もあって楽しく過ごせそうです。建物自体を斜めにずらす雁行型にすることで開口部が多くなり、効率的に自然光を取り込めるだけでなく、通風がよく眺望をも望める配置となっています。

綿密なスキップフロア設計による一年中快適な家

横浜の雛壇状造成地にある敷地に建つ住まい。
日当たりの良い傾斜地を活かして、2階を「冬のリビング」、影により涼しく過ごせる1階を「夏のリビング」に。
2階の冬のリビングは、3段のスキップフロアでゆるやかに区切り、キッチンからはより見晴らし良く家族に目を配ることができます。室内窓越しに、キッチンからデスクコーナーの様子を伺うことができるのも◎。

効果的に光と風を取り込むスキップフロア

傾斜地のある敷地に建つ住まい。
土地の高低差を活かしたスキップフロアによって縦の空間を広げることで、吹き抜け部分にある大きな開口やハイサイドライトからの光と風が、室内全体に行き渡ります。中二階のような踊り場が、大活躍してくれそうですね。

スキップフロアで再構築した戸建てリノベ

庭や畑、緑、眺望などの周辺環境や、味わいのある古い素材や形状、既存建物がもつポテンシャルを丁寧に読み取り、スキップフロアを取り入れながら内部空間を再構成した戸建てのリノベーション。
1階の各部屋は、土間リビングからダイニングキッチン、そして和室と段差でゆるやかにつなげた一体空間に。段差部分に腰を掛けてダイニングの延長としても使うことができる小上がりや、回遊動線が整い室内を上手に使い分けできます。思いのままに駆け回れる空間は愛犬もにとってもうれしい住まいです。

階段が印象的、スキップフロアでつながるおしゃれなLDK

家族それぞれの時間やお気に入りの場所を楽しむことのできる開放的な住まいへリノベーション。
ダイニングキッチンとリビングの間仕切り壁をなくし、ゆったりと腰をかけられる階段でつながるスキップフロアにすることで、広がりを感じるおしゃれなLDKになりました。リビングコーナーにある既存の凹凸を活かしたおこもりヌックは、子供も大人もお気に入りのコーナーです。

スキップフロアによってプライバシーを保護

都心の住宅地に建つ二世帯の注文住宅。
家族構成や周辺環境によるプライバシーの保護を考慮しながら十分な光を取り込むために、隣家からの目隠しも兼ねて2階北側に浮くように設けた、コンクリートの飛梁を中心に設計された住まい。
半地下の寝室前のテラスをスキップフロアにしたことや、コンクリートの飛梁があることで、隣家からの視線がさえぎられ、ゆったりと緑を楽しませてくれるスペースになりました。

狭小住宅+スキップフロアのロールモデル

5~10階建てのビルが近接する周辺環境のため、庭がなく採光の確保が難しい敷地にスキップフロアを採用した、ロールモデルのような快適な狭小住宅。

スキップフロアや天井の傾斜高のバランスを駆使しながら、床座でくつろぐリビング、椅子座で食卓を囲むダイニング、立ち作業で料理するキッチンのそれぞれにちょうど良い広さと機能に特化した設計となっています。LDKのどこにいても家族の気配を感じながら適度な距離感、密度感のある居場所が叶いました。

どんな空間でもスキップフロアでコーナーづくりが可

周囲の木々を伐採せずに自然ファーストを貫き、垂直の壁面がほとんどない、まるで大きなテントのような家。
外の緑に続くような大きな三角窓、寝室、ダイニング、薪ストーブのあるリビングと、ゆったりとした段差のスキップフロアでつながるひとつの空間。特別な形状ですが、スキップフロアを採用することによって、自由度の高いコーナー分けができますね。

子供もうれしい!スキップフロアのロフト

築39年のマンションをフルリノベーション。
全ての間仕切りを開ければ通風や採光も確保できる、回遊性のある間取りの住まい。スキップフロアのロフトで子供部屋とLDKを隣接させることで、お互いの気配を常に感じることができます。まるで秘密基地のようでワクワクする空間。下部は収納として計画されていて、ソファのアームはロフトの階段とした遊び心も◎。

風景に合わせたスキップフロア空間

愛知県の川名山という土地の名前のとおり、斜面を登るように続く庭々を楽める登り窯のような平屋は、自宅にほど近い「気軽に楽しめる別荘」がテーマ。
エントランスから見えるスキップフロアの先にある窓向こうや、あえて天井高を1950mmにおさえた室内のソファから見る北庭の木々は、綿密に設計された最高の風景を堪能できる設計となって位ます。都市部でも、別荘地に匹敵する風景と非日常を楽しむことのできる空間です。

単調にならないポイント、スキップフロアのある平屋

平屋の計画が可能な大きさと整形された敷地。
公園に面した見晴らしの良さを活かしながらも、外からの視線をさえぎるために、バルコニーの床をリビング床よりもレベルを上げたスキップフロアを取り入れました。バルコニーには、デスクやベンチにもなる腰高のカウンターをつくることで、室内から見ても圧迫感を感じさせないように工夫されています。平屋の間取り設計は単調な空間になりがちですが、いろいろな居場所、景色を楽しめる構成となっています。

可変性を残しつつスキップフロアで表情豊かに

将来的に周りに家が立ち並び、街の開発が進む状況であったため、近隣建物のボリュームを予想した間取り計画が練られた注文住宅です。
これから個室が必要になることを想定した可変性のある子供がスペースつくられています。1階LDKには、スキップフロアと大屋根の高さによってゆるやかに広がる天井高の空間が、そのまま2階へとつながります。

スキップフロア効果で、景色の違いを楽しむ

LDKにある水平窓に対し、異なる高さのスキップフロアをいくつか計画したことで、場所ごとの見える景色に違いが生まれました。
例えばキッチンからは、山裾と町並みと田んぼなどの地域の生活感のある景色、 ダイニングで座ってゆっくり食事をする時は、山全体と田んぼの長閑な景色が見える。 キャットウォークに本を取りに上ると近くの畑作業の様子や駐車場が見え、 ソファに座って静かに考え事をする時は、山と空だけの抽象的な景色が広がります。そんなスキップフロアのある空間が楽しいですね。

スキップフロアの吹き抜けと階段形状で、光と風が全体に循環

狭小敷地に建つ鰻の寝床形状の家全体が、ほぼワンルームの外に開けた「スキップ町家」に。
2階の南北の床レベルをずらすことで、2階からの光を1階まで届き、階段を蹴込のない形状にすることで、吹き抜けの階段を通して下階から風が抜けるという相乗効果が生まれました。窓を全開放すると、テラスと一体となり床が広がります。

大きなテーブルもスキップフロア効果でピッタリ

都市部の住宅街に建つ住まい。
スキップフロアで半階ごとにずらしながら縦に空間をつないだ設計で、小さな敷地面積でも縦方向への視線が抜けて広がりが生まれました。2.4mあるオークの厚板の迫力のあるダイニングテーブルは、スキップフロアによって叶った大きな空間にピッタリとおさまりました。

大満足で大成功!愛猫的スキップフロア

「人も猫も心地よい」がテーマの住まい。
最も心地よいテラスを、猫が外で遊べ場所に。そのテラスを通して光・風・眺めをリビングに取り込みます。そのほか、猫が遊ぶ場所としてキャットステップやキャットタワーでもある階段、キャットウォークとなる構造梁や、カーテンボックス・間接照明ボックス、猫穴、こもりスペース、外を眺める高窓・地窓など、盛りだくさん。愛猫的スキップフロアは、大満足で大成功にちがいありません!

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