2022/11/06更新0like21351view

著者:SUVACO編集部

シンプルなリビングのつくり方・実例30選

リビングは、家族が自然と集い、くつろげる場所でありたいもの。

LDKはとにかく広くという傾向もありましたが、最近では、リモートワークが増えるなどライフスタイルの変化に合わせて、リビングの使い方もどんどん変化しています。そのため、多様な変化にも適応できるよう、シンプルなリビングづくりを心得ておくこともポイントです。

ここでご紹介するたくさんの事例を参考に、それぞれの空間やライフスタイルにふさわしい「シンプルなリビング」を実現させましょう。

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▽ 目次 (クリックでスクロールします)

南から北へ光と風が通り抜けるリビング

南から北へ、テラスと庭に続いているリビングダイニング。
差掛け屋根と天井を同じ勾配にして、内と外の連続感を高めています。LDKに隣接するラウンジは、ハイサイドライトからの光が入ることで、北向きにもかかわらず一日中明るい場所に。

削ぎ落したシンプルスタイルで広いリビング空間に

削ぎ落としたシンプルさを追求したリビング。
デザイン性と機能性を兼ね備えた一体型のダイニングテーブルとキッチンは、モールテックス仕上げ。
将来的に夫婦2人暮らしになることを考えて、ミニマムな設備や考えられた収納、生活動線を整えました。
直線的なデザインが美しい造作の壁面収納扉を開けると、奥の個室へ続く3つの通路と7つの収納スペースが隠されています。

広いリビングにするための大前提

自然素材を多用した、リノベーションならではの自由な住まい。
玄関を入ると、土間とLDKが一つの空間として広がります。収納家具や椅子の高さを低めにすることで、リビングに広さと落ち着きをもたらしています。

田園や山へと続くリビング

北海道の田園風景にたたずむ、箱を組み込んで並べたような印象の家。
LDKの南西側に採用した大きな窓からバルコニーを通して、室内と田園や山がつながっています。

愛犬愛猫もうれしい、広く開放的なリビング

ペットたちとのびのび暮らせる場所へ移住して建てた家。
犬が走りまわれるような広いリビングスペースの吹き抜けに、何段も高く積み上げられた木箱を猫たちが上り下りするイメージで設計。実際、完成した住まいの壁面には、多くの箱が設けられてキャットウォークとなっています。

間仕切りをなくして広いリビングに

新築当時の素材や経年変化を見せることで、古い建物だからこその雰囲気を活かしたリノベーション。
既存の状態では壁が多く暗い印象があったため、間仕切りを極力減らし明るく広々としたワンルームを実現。既存を残した柱や垂れ壁が、リズムのあるインテリアアクセントとして活かされています。
リアル・スタイル株式会社「K邸 ー歴史を刻む家ー」

徹底的に隠す収納でリビングを広く

ミッドタウン六本木が徒歩圏内のヴィンテージマンションをリノベ。
高さを抑えたベンチタイプの隠す収納で、限られたスペースでも"生活感を感じさせない"住まいを実現。すっきりとした開放感のある無機質な空間に、木のベンチや鮮やかなグリーンが溶け込むリビングです。

大きな額縁開口から広がるリビング

住まい手は、夫婦と小さな女の子の3人家族。
ロフト上のワークスペースや充実のウォークインクローゼット、リビングの一角にある、笑顔あふれるキッズスペースをポイントに設計されたリノベーションです。
間仕切り壁で完全に仕切るのではなく、ベンチとしても利用することができる大きな額縁開口から、リビングとキッズスペースがつながります。

床レベルを下げた、開放的なリビング

自然豊かで美しい場所に建つ二世帯住宅。
「地面に近い暮らし」が希望の平屋建て。リビングダイニングは床レベルを下げることで、勾配天井の高さや大開口から眺める空や緑の開放感をより一層味わえます。
十分な収納量のシューズインクローゼットやパントリーなど、すっきりと暮らしを豊かにする工夫もたくさん。

愛犬も快適!リビングと中庭がつながる完全プライベート空間

和と洋が絶妙なバランスを保つ、箱型中庭住宅をリクエスト。
広いデッキテラスとドッグランも兼ねた芝スペースのある中庭は、リビングの大きな掃き出し窓を壁に引き込むことで、リビングと一体化した完全プライベート空間になります。

ワークスペースに続くリビングスペース

薄曇りの空のような淡い色彩と真鍮(しんちゅう)や古材を合わせた内装材が、ほかにはない印象の住まい。
木材仕上げの天井、造作カウンターや本棚など、木に包まれたブックカフェのようなワークスペースが、シンプルなリビング空間にゆとりを与えています。

ダイナミックなアーチがリビングに奥行きをもたらす

生まれ育った海外の内装デザインテイストに近づけるべく、フルリノベーション。
梁と柱を活かしたダイナミックなアーチを造作したことで、キッチン・ダイニングとリビングを視覚的に分けつつも、奥行きのあるリビング空間に。
アーチと幾何学模様のタイルやパーケットフローリングを合わせて、故郷の雰囲気を取り入れました。

大きな吹き抜けで広々リビング

大きな切妻屋根と吹き抜けのある古民家リノベーション。
古くて使い続けることが難しい箇所は交換、しっかりと断熱補強をして、吹き抜けのある大きなリビングに。ちなみにリビングの一角にある猫部屋は、狸やアライグマが入れないよう高い位置にドアを設置しています。

ガラス壁のような室内窓で、広いリビングを実現

夫はウェブ関係、妻は食関係の仕事をしており、一日の大半を家で過ごす夫婦の住まい。
バルコニー沿いに、リビングダイニング、室内窓の向こうにワークスペースが続いています。ガラスの室内窓で視線が抜けることで、ワークスペースとリビング、バルコニーもひとつの空間のように広がりを与えてくれます。

古民家ならでは、広がりのあるリビング

戦前に建てられた古民家をリノベーション。
ふすまや引き戸で空間の広がりに変化をつけることができる、古民家ならではの良さをいかした住まい。味のある木材の色味にピンクのラグマットが映える広いリビングも、日当たりが良く「最高に居心地が良い!」と大満足。遊びに来た娘の友人からは「古民家カフェみたい」と驚かれたそう。

間仕切り壁のない、既存柱から回遊するワンルーム空間

自宅のほか撮影やパーティ会場としても利用できるレンタルスペースを想定したプラン。
既存の梁や柱を利用してコーナーづくりをした、間仕切り壁のない広いワンルームです。真ん中の柱を独立した柱にすることで、回遊性がある開放的な空間に。
天井や壁は、あらわしやモルタル仕上げ、その他ガラスやスチールを組み合わせてシャープな印象です。

小上がりとテラスとリビングルーム

築60年、木造2階建ての住宅兼工場を、子世帯が住み継ぐためにリノベーション。
「室内の延長のような屋外空間」というリクエストにより2階にテラスを、そしてテラスとリビングがつながる小上がりをつくって広いリビングのように。
腰掛けたり小さな舞台となったり、表情豊かな暮らしがイメージできる空間です。

ふすまの形状や開閉で空間の印象が変わる

何度か増改築はされているという昔の曖昧な記憶のみで、図面資料等は残されていなかった、昭和初期の古民家リノベ。建築当初の姿がそのまま残る二間続きの和室は、畳の張り替えや土壁の補修を行って、ふすまの開閉をするだけでも印象が異なる、広々とした床座リビングに生まれ変わりました。

大きな窓越しに自然と対峙するリビング

ため池が多く点在する大阪府の南部。そんな池を見下ろす高台に建つ住まい。
採光が安定しているので大開口に向いているという北側に、池を望むためにリビングを張り出して出来る限り大きな開口をプラン。まるで、池の向こうの風景までもリビングとひとつの空間のよう。ひとときとして同じ様はない、自然と対峙しているその暮らしは「想像以上に素晴らしい」とのこと。

視線を引き付ける、リビングの大きな木の出窓

共に建築を学んだ、夫と専門家との共同設計の住まい。
交通量の多い道路沿いにもかかわらず、2階にLDKがあるため、隣接している大学キャンパスの木々だけが大きな出窓の風景として切り取られて、空間の広さ以上の開放感や移ろう季節、時間を感じることができます。

ソファを置かずに広々リビングを手に入れる

リビングのインテリアを考えるうえで欠かせないソファですが、二人掛け以上になれば、場所もとりますよね。

そこで、ソファを置く代わりにラグを敷くのはどうでしょう。床で過ごすリビングなら、広々とした空間が実現できそうです。ときには横になって、のんびりとした時間を過ごせるのもいいですよね。

ラグを敷かずにお気に入りの椅子で過ごすリビング

小さな子供やペットがいるので床がすぐ汚れてしまう……そんな悩みはありませんか。

お気に入りの椅子に腰かけて過ごすリビングなら、リラックスしたひとときを過ごせます。リビングでもたまには横になりたい!という方は、リクライニング付きの椅子に、オットマンを合わせてみるのもよいかもしれませんね。

ダイニングテーブルを置かずに床に座って食卓を囲む生活

食事をするのはもちろん、子供の勉強や大人の作業場として使用する機会も多いダイニングテーブル。
テーブルには椅子も必要ですから、テーブルの大きさ以上に空間を必要とします。思い切って、ダイニングテーブルをやめてみるのもいいかもしれません。

座布団などを敷いて、大きめのリビングテーブルを囲む食事はいかがでしょう。足のしまえるテーブルにすれば、必要のないときは片づけたり、来客時の食事や子供の友だちの訪問など、椅子を増やすことなくみんなでテーブルを囲めますよ。

窓辺を彩るのはカーテンだけじゃない

部屋の雰囲気を決めるアイテムとしては、窓周りも重要です。
カーテンよりも窓辺がもたつかず、スッキリとした印象になるバーチカル(縦型)ブラインドは、広く見せたい空間におすすめです。

ブラインドを開いた際のたまりの重なりも美しく、角度によって採光の調整ができるなど、利点もたくさんあります。隙間をレースで隠すセンターレーススタイルにすれば、人通りのある場所の窓でもプライバシーを守れます。
横型ブラインドに比べると、ほこりが溜まりにくいのもいいですね。

テレビを壁に掛ければテレビボードも必要ない

テレビがある家庭では、テレビボードも欠かせない家具のひとつ。ボードにはある程度奥行きが必要で、見た目のバランスを考えると横幅も必要です。

そこで、壁掛けテレビという選択肢を入れてみませんか。設置にあたり、壁の下地や穴を開けるなどいくつか必要条件がありますが、この点をクリアできるなら検討してもよいかもしれません。

オープン棚で仕切るとこんなに素敵!

バルコニー向こうの借景の緑がまぶしい夫婦の住まい。
2DKから、1LDKの回遊できる間取りにリノベーション。リビングとベッドルームの仕切りは、黒いフレームがおしゃれで機能的なオープン棚です。

木カラーをとことん統一してスッキリ

神戸の須磨海岸が望める敷地に建つ家。
家具の数は少なくありませんが、とことんフローリングカラーに合わせました。壁の白、黒い枠そして茶色のフローリングと家具、これらのカラーでまとめられてすっきりとした空間に。

ひとりぐらしならでは!開放的空間でくつろぐ

リノベーション済みの既存設備を活用しつつフルリノベーションしたようなプラン。
DIY家具が映えるようにシンプルなカラーリング。寝室は木格子でゆるやかに区切ることで空調は1台で完結。持ち帰ったキャンプ道具がそのまましまえる工夫があります。

実用的でおしゃれなキャンプチェアをセレクト

旧軽井沢エリアの山の中腹にある別荘。
リビングからは、季節ごとの景色の変化を楽しめます。窓の外の緑が主役なので、季節や時間によって場所も移動できるように持ち運び簡単なディレクターズチェアをセレクト。不要な時は片づけてしまうこともできますね。

壁一面引き戸で、スペース以上のゆとり

限られたスペースをフレキシブルに使えるようにリノベーション。
和室とリビングの間にあった固定壁をなくして、やわらかく光を通す引戸を採用しました。その時々で広く使うことも、和室を隠すこともできます。
間取りやインテリアを工夫すれば、シンプルで広々としたリビングダイニングを実現できそうですね。新築やリノベーションを検討する際には、ぜひご参考に。
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