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間取りは日頃生活していてお互いの気配が感じ取れるようワンルームとしました。またソトとウチの風景が呼応するように南側の開口部をできる限り大きくとり、建具をすべて戸袋に納めると心地よい風が流れ込みウチとソトが溶け合います。住人が幼少期に茅葺屋根の家で過ごした心象風景を現代の民家として再構築しました。
クライアントは子供達が自立し、二人で暮らすこととなったご夫婦。要望は「広々としたリビング、和室と仏間」と至ってシンプルなもので、お二人の素朴な人柄にふさわしい「現代の民家」を目指しました。
大きな窓は明るく心地よい空間をつくりますが、ただ開放的であれば良いわけではありません。この住宅では窓の高さを180cmに低く抑え、キッチン側の開口を腰窓にしました。そうすることで空間の意識上での重心が低くなり、建物に包まれ守られている感覚を得ることができるようになります。
居心地の良い住宅を建てるには、人と周囲の環境の関係をどのようにつくるのか、それが大切だと考えています。
広い畑に呼応するように大きな窓を設けました。
大きな窓からは一面の畑を望むことができます。
障子を閉めれば静謐な和の雰囲気に。
天井は屋根の形を素直に表しました。建築が包み込んんでくれるような安らぎを感じることができます。
「日本昔ばなし」に出てきそうなシンプルな家の形をしています。